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「@cosmeベストコスメアワード」22年上半期大賞はファンケルのクレンジングオイル 「マスク」ワード減少、元の日常にシフトへ

2022年06月09日 15:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

総合大賞受賞のファンケル マイルドクレンジング オイル 撮影/五十嵐 真

Image by: アイスタイル
日本最大のコスメ・美容の総合サイト「アットコスメ(@cosme)」を運営するアイスタイルが、「@cosme ベストコスメアワード 2022 上半期新作ベストコスメ」を発表した。総合大賞には「ファンケル(FANCL)」の「マイルドクレンジング オイル」が輝いた。総合2位は「ディオール(Dior)」の「ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ」、総合3位は「アディクション(ADDICTION)」の「アディクション ザ ブラッシュ ニュアンサー」がランクインした。

 上半期新作ベストコスメは、2021年11月1日から2022年4月30日に発売された新商品が対象。大賞を受賞したマイルドクレンジング オイル(120mL、税込1870円)は、1997年に初代を発売したロングセラー商品で、昨年リニューアルした7代目。従来の肌へのやさしさとメイク汚れをしっかり落とす高いクレンジング力を追求し、毛穴の角栓除去や使用実感を高めて進化。アイスタイルは口コミなどで、コロナ禍以降、商品選択の際に「失敗したくない」という気持ちから安心感を求めて定番商品を支持する動きがみられ、そのマインドが反映された結果ではないかと分析した。また、「スキンケアするクレンジング」と訴求しているように、メイクをしていない日でもスキンケアの一環として使用できることも評価された。
 アイスタイルの吉松徹郎代表取締役社長兼CEOは、大賞受賞アイテムについて「ファンケルさんは、コロナ禍でニーズが高まった『毛穴ケア』を実は数年前から提案していたが、今回時代のニーズと合致し、改めて人気を獲得したことが大賞受賞を後押しした」と分析。また、「通常はリピート製品の口コミは19%前後のことがほとんどだが、”マイクレ”(マイクレンジング オイル)は50%近くになる。ベストセラーの”安心感”に、リニューアルでより良い製品になったという”期待感”が重なった良い事例だと思う」と評価した。
 2022年上半期新作ベストコスメの傾向として、クチコミに「コロナ禍」や「マスク」というワードの出現率が減少。新型コロナ感染拡大以降、生活者は少しずつコロナ禍、マスク生活に適応してきたが、受賞商品にはコロナ禍で落ち込みを見せたリキッドファンデーションや口紅、チークなども選ばれていることから、徐々に元の日常生活にシフトしていく「リハビリ」期であると分析している。
 また、「日焼け止め」というワードの出現率が2021年上半期から2年連続で増加。外出機会が増えたことにより、日焼け止めへの関心の高まりもみられる。「日中用乳液」「日中用クリーム」というワードも増加し、少しずつ日常生活に戻ることやメイク機会が増えることによる肌への負担を軽減するためのリハビリとして、進化したUVケアアイテムや日中用の保湿ケアアイテムへの注目が集まった。

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