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雨がどれくらい降ったら傘をさす? 東京と沖縄で地域差も

2022年06月09日 12:11  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ウェザーニューズは6月7日、「傘調査2022」の結果を発表した。調査は5月15日~22日、同社運営のスマホアプリ「ウェザーニュース」を利用する全国の男女9万259名を対象にインターネットで行われた。


はじめに、「長い傘(ビニール傘以外)」「ビニール傘」「折りたたみ傘」「レインコート」の4つの中で一番使う雨具を教えてもらったところ、「長い傘」(47%)がダントツのトップに。次いで「ビニール傘」(26%)、「折りたたみ傘」(21%)、「レインコート」(6%)という結果に。男女別に見ると、「長い傘」(男性39%、女性62%)の使用率は女性の方が、「ビニール傘」(同31%、16%)や「折りたたみ傘」(同24%、17%)は男性の方が多かった。



傘の値段については48%が「1,000 円以内」であり、中央値は「1,500円」という結果に。傘の所有数は全国平均で4.2本。都道府県別に見ると、「奈良県」(5.6本)、「神奈川県」(5.0本)、「東京都」(4.9本)、「大阪府」(4.8本)と、大都市周辺の都府県が上位にランクイン。



ビニール傘の所有数については、全国平均で1.6本。「0本」の方が3割を超える一方で、複数持っている人は4割に。特に、「東京都」(2.0本)、「栃木県」「千葉県」「神奈川県」「京都府」(いずれも1.9本)と、こちらも大都市周辺の都府県で多い傾向が見てとれた。


折りたたみ傘について、「いつも持ち歩く」「雨予報の時だけ」「持っていない」の3つから選択してもらったところ、72%が「いつも持ち歩く」「雨予報の時だけ」と回答。

都道府県別に見ると、「神奈川県」(88%)、「東京都」(86%)、「京都府」(80%)が上位に。反対に、「四国太平洋側」や「沖縄」など大雨に見舞われることの多い県では所有率が低い結果に。「電車・バス」が主な移動手段である都道府県と比べると、折りたたみ傘の所有率の高さに対応していることがわかった。


次に、「あなたが傘を差すのはどんな雨?」という質問について、「ポツッとでも降ったら」「パラパラ弱い雨から」「サーッとしっかり降ったら」「ザーザー本降りの雨なら」の4つから選択してもらった。その結果、「パラパラ弱い雨から」(55%)が半数を超える結果に。



都道府県別に見ると、「ポツッとでも降ったら」と「パラパラ弱い雨から」の合計は東京で73%となり、全国平均の65%を8ポイント上回った。一方、「沖縄」では48%と、弱い雨なら過半数は傘をささないことが判明。沖縄県那覇市の人からは「ずぶ濡れにならない限りはできるだけささない」という回答もあり、雨に対する文化の違いが浮き彫りとなった。


次に、晴れの日に活躍する「日傘」について調査を行った。調査によると、日傘の所有率は全国平均で33%。都道府県別に見ると「奈良県」(47%)、「岐阜県」「兵庫県」(ともに40%)で多く、逆に最も少なかったのは「青森県」(15%)、「山形県」(16%)、「北海道」(18%)という結果に。



男女別では、女性の所有率は78%にのぼった。また、男性も10%と10人に1人が持っていることがわかった。(CHIGAKO)