そろそろ夏のボーナスが支給される時期になってきた。物価上昇の折、大いに期待したいところだが、もちろん業種や企業の業績によってその額はさまざまだ。キャリコネニュースでは今年の「夏のボーナス」をテーマにアンケートを実施。昨年と比べた金額や、増減した理由、それに対して思う事などをたずねた。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「夏のボーナスいくらですか? 2022」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/5WFVGPWJ
「コロナと悪戦苦闘してこれだけか……という感じ」
「病院に勤めてます。去年も今年も40万くらい」と明かすのは、東京都に住む30代後半の男性。複雑な胸中を次のように語ってくれた。
「変わらずいただけるのはありがたいと思っていますが、一方でコロナと悪戦苦闘してこれだけか……という感じです。亡くなる患者様を見るのは胸が痛みます。まだ自分も家族も罹っていなくて幸いですが同僚が感染しているのを見ると感染(予防)技術を更に上げねばと身の引き締まる思いです」(医療/正社員・職員/年収600万円)
同じく東京都で暮らす30代後半の女性は、具体的な額と使い道をこう明かす。
「3万ほど増額。去年62万、今年65万。業績が良かったから増えたが、もう少し増やしてくれてもよかったのに。資格取得のための学校の資金に使います」(専門職、コンサルタント・士業・金融・不動産/正社員・職員/年収550万円)
一方で、ボーナス支給が「無かった」と回答する人も。東京都に住む40代後半の男性は、
「2期連続の仕事の激減、また目標見込みも立たず支給無しです。家族で北海道に3年ぶりに帰省しようかと思っておりましたが、それも叶わず」(営業/正社員・職員/年収400万円)
と落胆を隠せない様子だ。
秋田県で暮らす20代後半の男性は、まだ支給されておらず「昨年は50万円だったが今年はまだ分からない」として、
「従業員の数が6人から3人になってしまったことで、売り上げが低下しボーナスに影響があるのではないかと心配している」(建築・土木技術職/正社員・職員/年収500万円)
と不安を吐露していた。