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エルメスによる一夜限りのナイトクラブ ダンスや"乗馬バレエ"など新作コレクションの世界観を表現

2022年06月06日 20:31  Fashionsnap.com

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エルメス「テクノ・エケストル」メインパフォーマンス

Image by: Yasuyuki Takaki
「エルメス(HERMÈS)」による一夜限りのナイトクラブが、東京の湾岸エリアに出現。2022-23年秋冬コレクションの世界観を表現したイベント「TECHNO EQUESTRE ― テクノ・エケストル」が6月3日に開催された。エルメスのルーツである乗馬にテクノを融合し、特別な会場演出やパフォーマンスが繰り広げられた。

 会場は、東京湾を望む「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」。屋外エリアでは、全て花で作られた馬のモニュメントが来場者を迎えた。ネオンサインに誘われてスタジアムの中へと進むと、乗馬の世界を色濃く反映させた特別なナイトクラブが出現。馬術のポールや干し草、エルメスのカレのモチーフなどが随所に施された会場デザインはYOSHIROTTENが手掛けた。
 メインパフォーマンスで登場したのは、エルメスの2022年秋冬ウィメンズコレクションから「TECHNO EQUESTRE」をテーマにした17体のルック。様々な国籍のモデルが着用し、ステージ上でMIKIKO演出のダンスを披露した。パフォーマンスのプロデュースはパノラマティクス(旧ライゾマティクス・アーキテクチャー)が携わり、映像と光の演出がテクニカルファブリックや鮮やかなカラートーンを引き立てた。
 イベント後半のサプライズパフォーマンスは乗馬のバレエ。馬術選手の髙田茉莉亜と神村ひよりが、ジュエリーを身につけたエレガントな装いでそれぞれ馬に乗り、スポットライトを浴びながら華麗なステップを披露して観客を魅了した。

 パーティーはDJのLicaxxxとMAYUDEPTHが盛り上げたほか、パリの「Restaurant PAGES」オーナーシェフ手島竜司によるフードが振る舞われ、バーカウンターではキャロットジュースを使ったオリジナルカクテルの提供も。会場には多くのゲストが訪れ、エルメスの伝統と現代性が融合するスペクタクルな空間を体験した。