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75.8%が感じる「2人目の壁」、理想の子供の人数も平均1.91人で減少傾向に

2022年06月06日 11:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
公益財団法人1more Baby応援団は6月2日、「夫婦の出産意識調査2022」の結果を発表した。調査は4月8日~11日、既婚者2,955人を対象に行われたもの。


まず、「2人目の壁」が実際に存在すると思うか聞いたところ、75.8%が「存在すると思う」と回答した。男女別では、男性では68.0%、女性では78.6%が「存在すると思う」と答えている。



「2人目の壁」を感じる理由について尋ねると、「経済的な理由」が73.1%で最も多いものの2014年からの推移では減少傾向にある事も分かっている。


次に、理想の子供の人数について聞いてみたところ、平均は1.91人となっている。また、理想の子供の人数の変化については「増えた」という人は14.8%であったのに対し、「減った」は28.9%であった。


「減った」理由については、「体力的に厳しいから」(34.7%)や「収入が低いから」(33.2%)が多く見られている。


今後、出産の意向・予定があるかどうか尋ねると、「今後出産すると思う/したいと思う」の回答は47.1%となった。「今後出産はしないと思う」と回答したのは37.9%で、その理由として6割以上となったのが「経済的不安」であった。



また、正規雇用者同士の夫婦であっても、57.5%が「経済的不安」を理由に「今後出産はしないと思う」と回答している。一方で、子どもがいない既婚女性は、「心理的な不安」が62.1%と最も高くなっている


子育てをするにあたり、「ご自身が親として十分と思うか」と質問したところ、「子どもなし」家庭では「親としての責任・覚悟」において「子ども1人」家庭と比較すると18.0%、「子ども2人以上」家庭と比較すると16.8%の差で下回っていた。(フォルサ)