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BTS RM&V&JIN、JUNG KOOK&J-HOPE、JIMIN&SUGA……組み合わせによって異なるトークの雰囲気を楽しむ

2022年06月05日 10:31  リアルサウンド

リアルサウンド

BTS『Proof』

 韓国の音楽ストリーミング配信サービスであるMelOnにて、BTSの2度目となる「BIGHIT MUSIC RECORD」が公開されている。同コンテンツでは、BTS含むBIGHIT MUSICに所属するアーティストがさまざまなプログラムを展開しており、BTSは今回ニューアルバム『Proof』のカムバックに合わせて全4回の音声を届ける。


(関連:BTS、「MBTI Lab」から見えたバランスの良さ お互いを尊重する7人のあり方


 現在公開になっているのは3回分。RM・V・JIN、JUNG KOOK・J-HOPE、JIMIN・SUGAと3つのユニットに分かれたメンバーのそれぞれのトークを聴くことができる。BTSの7人は、メンバー同士の組み合わせによって各々のキャラクターや雰囲気が異なることがある。誰と一緒にいるかによって立ち回りが違ったり話し方がなんとなく違ったり、いい意味で変化があるのだ。今回の組み合わせでは、どのような雰囲気でトークを繰り広げているのだろうか。


 まず5月20日に公開されたのは、RM・V・JINのもの。意外にも珍しいこの3人の組み合わせ。公開されたのは、“BTS年代記”と題した、これまで7人が歩んできた音楽の道のりを辿るコンテンツだ。


 初回の彼らはデビュー曲「NO MORE DREAM」を皮切りに、デビューシングル『2 COOL 4 SKOOL』の振り返りからスタートした。ラジオコンテンツで枠も決まっているからかもしれないが思ったよりも淡々と話が進んでいく。テンポ良く話す二人と比べるとVはマイペースだが、それもこの3人の中では年下であるからか、マンネっぽさが出ていてかわいらしい。長男ながら決して偉ぶらないJIN、ヒョン(兄)をしっかり立てつつもVへの気配りを忘れず穏やかなRM、自分のペースを崩さない一方でタイミングが被ったらしっかり年上に譲るVと、それぞれの良いところがわかるバランスの取れた組み合わせだった。


 続いて27日に公開されたのはJUNG KOOK・J-HOPEの組み合わせだ。違う名字だがカタカナ表記が同じことから、日本のファンからは「チョン兄弟」と呼ばれることもあるこの2人。それだけでなく、リアルバラエティ『Run BTS!』のチョコミント論争では2人しかいない“好き”派として団結するなど、これまで何度も元気な2人の組み合わせは目にしてきた。


 また、パフォーマンスの面では「Outro:Wings」のJ-HOPEのラップにぴったりと重ねるJUNG KOOKのハモリが絶妙で、コンサートで聴けるこのパートが大好きというファンも少なくないのではないだろうか。


 今回のトークでもお互いの明るさを引き出し合っており、本当の兄弟のような雰囲気だ。JUNG KOOKのリアクションがだんだんJ-HOPEに似てきているのも微笑ましい。普段は自分に厳しいJUNG KOOKも、J-HOPEの明るい自画自賛につられて共に誇らしそうにBTSについて語っていたのが印象的だ。トーク中、ずっと笑いを届けてくれた、お互いの太陽のようなコンビだった。


 6月3日、前回の2人が出したヒントのとおりに現れたSUGA・JIMINのコンビ。メンバーの中では小柄なため、ファンから“ミニミニズ”と呼ばれていることを気にしており、よく数値を比べ合っている2人だ。


 一見性格は似ていなさそうに見えるが、JIMINが表面に出している優しさを、表面に出さないだけでSUGAも持っている。意外と仲良しなコンビなのである。


 はじめはMC慣れしたSUGAが話を振ってJIMINが答える流れが多かったが、SUGAが話す量が多くなるように、JIMINが質問で返していたのが印象的。淡々と早口ながらも時々楽しませるような話し方をするSUGAと、ゆっくりめにやわらかく話し、語尾がかわいらしく上がるJIMIN。性格が話し方にも出ているが、根本に2人とも持っている優しさが伝わってくるトークだった。


 このように、誰と一緒になるかによって少し違った雰囲気を見せるBTSのメンバーたち。他の組み合わせでももっとトークを聞いて違いを体感したくなった。しかし、どの組み合わせになっても変わらないのが、仲の良さと相手を尊重し合う姿勢だ。これがグループの今ある姿の秘訣なのかもしれない。


 残る4回目の放送は、6月10日20時に公開となる7人揃ってのトーク。今回のグループ分けされた組み合わせと、7人揃ってのトークではどんな違いがあるのかが楽しみだ。(フルヤトモコ)