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手取り12.8万円実家暮らしの30代女性「一人暮らししたら生活困窮に陥るかも」

2022年06月05日 06:10  キャリコネニュース

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薄給を理由に、将来に対し強い不安を抱く人がいる。

「今は独身で実家暮らしなので貯金もできていますが、結婚の予定もないどころかお付き合いしてる人もいません」

こう語るのは、手取り12万8000円で働く30代後半の女性(熊本県/流通・小売系/正社員)だ。このまま実家暮らしを続けられるのなら当面の心配はないだろうが、女性には差し迫った事情があった。(文:福岡ちはや)

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「私は30代後半で転職する勇気もありません」

実家に支えられてなんとか生活できている女性だが、

「1~2年後には両親が父の田舎にUターン予定で、そうなると一人暮らしをせざるを得ない状態です」

と危機感を募らせる。今の収入で生活が厳しいのであれば、仕事で成果を上げて昇給を狙うか、早いうちの転職を視野に入れるべきだろう。しかし女性は、

「私は30代後半で転職する勇気もありません。給料も勤続年数ではなく上司の評価で決まります」

と弱腰だ。女性は「このままでは生活困窮に陥るかもと将来に大変不安があります」と、ただただ嘆いた。

「給料の低さがネックとなり仕事のモチベーションが保てません」

手取り16万4000円だという30代後半の男性(北海道/流通・小売系/未婚/年収250万円)は、嘱託社員として配送の仕事をしている。その仕事内容は、手取り額の割に過酷だ。

「残業時間が月15~25時間ほど。月に1、2回ほど土曜日出勤。平日の夜間電話当番で自宅待機が月2回。2、3か月に一度は日祝出勤で、残業が多いときに16万円ほどの給料をもらってますが、やはり少なく感じます。年2回20万円のボーナスがあり、それで少し貯金できるくらいです」

「配送の仕事はそれなりに満足してますが、やはり給料の低さがネックとなり仕事のモチベーションが保てません」

また、男性は「結婚は諦めてますが、両親が年老いていくのに自分が支えになれていないこと、自分のこの先の不透明な現状に強く不安を感じています」とも綴っていた。

せめて土日祝の出勤や夜間の自宅待機がなければ、副業で収入を増やすこともできそうだが、そもそもの給料がやる気が出ないほど低すぎるのが問題だ。