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エリザベス女王、かがり火の点灯式に出席 「一日で女王の姿が2回も見られるなんて」国民から感激の声も

2022年06月03日 17:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

エリザベス女王の前には点灯式のための青い地球儀が(画像は『The Royal Family 2022年6月3日付Instagram「Thank you for a wonderful first day of the #PlatinumJubilee Celebration Weekend!」』のスクリーンショット)
エリザベス女王(96)の即位70周年を記念するビーコン(かがり火)の点灯式が開催された。女王がウィンザー城でボタンを押した後、ウィリアム王子が待つバッキンガム宮殿に設置された巨大なオブジェがライトアップされた。今回の点灯式は、英国全土に設置された3500個のビーコンのスタート地点となった。

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エリザベス女王が現地時間2日、ウィンザー城の敷地内で開催した「プラチナ・ジュビリー」を記念するビーコンの点灯式に出席した。

ウィンザー城の敷地内にはレッドカーペットが敷かれ、女王の隣には「Commonwealth of Nations Globe(英連邦の地球儀)」と呼ばれる青い地球儀が青地に金色の装飾を施したクッションの上でシルバーの王冠の中央に置かれていた。この地球儀は、女王の4回の即位記念を表すプラチナ、ダイヤモンド、ゴールド、シルバーのパーツで構成され、今回のプロジェクトのために制作された。

英国全土では、エリザベス女王が即位70周年の「プラチナ・ジュビリー」を迎えたこと記念し、3500個のビーコンが設置された。

ウィンザー城の敷地内で女王が最初のビーコンのボタンを押すと、地面に設置された長い照明のチェーンに光が灯された。すると城からは盛大な花火が打ち上げられ、点灯の開始を祝福した。

この日のイベントは、ウィンザー城から約35キロ離れた場所にあるバッキンガム宮殿でのビーコン点灯式と同時開催された。宮殿でのビーコン点灯式ではウィリアム王子が出席し、セレモニーの一翼を担った。

宮殿前には、高さが21メートルもある「Tree of Trees(木々の中の木)」というオブジェが設置されている。都市デザイナーのトーマス・ヘザウィック氏によるデザインで、女王の紋章入りのアルミ製の鉢に植えた350本の木を80本の鋼鉄の枝で支えたユニークな作品だ。

巨大なオブジェは、ウィンザー城にいる女王の指令により華やかにライトアップされた。


この日の夜、バッキンガム宮殿の壁一面にはこれまでのエリザベス女王の姿がプロジェクションマッピングで映し出された。

女王は同日の昼間、「プラチナ・ジュビリー」の幕開けとなる「トゥルーピング・ザ・カラー」の祝典でバッキンガム宮殿のバルコニーに登場し、元気な姿を見せたばかりだった。

夕刻にも女王が笑顔で点灯式に出席したことに、王室ファンからはこのようなコメントが寄せられた。

「今日一日で、女王の姿が2回も見られるなんて。素晴らしいことだ!」
「世界一強い女性に祝福の言葉を送ります。」
「美しくて、感動的。女王陛下、おめでとうございます。」



画像は『The Royal Family 2022年6月3日付Instagram「Thank you for a wonderful first day of the #PlatinumJubilee Celebration Weekend!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)