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車所有がつらい地方の現実 手取り11万円で「30リットル満タン給油を2か月で3回入れる必要あり」

2022年06月02日 18:00  キャリコネニュース

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地方は都内に比べ家賃や物価が低く、少ない生活費で暮らせるイメージがある。しかし、実際に地方暮らしをしているキャリコネニュース読者からは、

「手取り11万円だけどそのうち9000円が交通費。かつ、30リットルタンク満タン給油を2か月で3回入れる必要があるのでトントン。土地柄、車が必要」(愛知県/30代前半女性/メーカー系/正社員/未婚/年収約200万円)

など、自動車関係の出費の大きさを嘆く声が寄せられている。(文:福岡ちはや)

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「車がないと生活できない環境のため、仕方なく車を所有している」

女性は車そのものが値上がりする可能性を鑑みて、乗り替えに備え毎月1万円を貯金しようとしているが、

「生活費・携帯・年金・保険と、車買い替え用貯金、別口の将来のための1万円貯金で、手元で自由に使えるのは最高月1万円。予定外の出費があると数千円どころかマイナスにも」

と綴り、やりくりに苦戦している。

茨城県在住で30代前半の女性(流通・小売系/未婚/年収約200万円)も「車がないと生活できない環境のため、仕方なく車を所有している」という。ただ、そんな必需品の車を手放したいと考えるほどに生活は苦しく、女性は、

「時給の契約社員のため、手取り12万円しかない月もある」

「それとなく会社の製品を購入するようにすすめられるが、食費もままならないのに買えるわけがない」

と憤った。

青森県に住む30代前半の男性(メーカー系/契約社員/未婚/年収約250万円)は、「手取り17万円。貯蓄できない。人付き合いにかかる費用がなく、付き合いが悪いと思われる」とこぼす。

「青森で車も必要だし、冬の暖房の灯油代といった原油の価格の影響をもろに受けるので、余裕などない。自転車操業、むしろ借金しないとやっていけない」

社会情勢によって価格が上下するガソリン代は、車必須の地方在住者にとって大きな悩みの種となっているようだ。