資格取得で人生や仕事を好転させたい人は少なくないだろう。キャリコネニュースで「役に立った資格、立たなかった資格」をテーマに読者アンケートを実施したところ、「役に立った資格」として
「『診療情報請求事務能力認定試験』。医療事務の資格では最高峰。取得した後、時給が上がりました」(千葉県/女性60代/医療・福祉・介護/年収200万円)
などの経験談が寄せられている。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「役に立った資格、立たなかった資格」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/N5T4O2BX
30代男性は「危険物取扱者乙4種、第一種衛生管理者、フォークリフト免許」
「診療情報請求事務能力認定試験」は、診療報酬請求の実務を正しく行う能力を問われるもので、医療事務の資格では最も難易度が高いとされる。
なお、同じ女性から寄せられた「役に立たなかった資格」は、「マイクロオフィススペシャリスト」で、「業務内容によっては全く使わず宝の持ち腐れでした」とのこと。エクセルなどマイクロソフトオフィスのスキルを証明できるものの、医療事務として働くときには必要なかったのだろう。
また北海道に住む30代後半の男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他)は、「役に立った資格」について
「危険物取扱者乙4種、第一種衛生管理者、フォークリフト免許。理由:国家資格で必ず資格所持してる人を置かなきゃないため」
と明かした。危険物取扱者乙4種(石油関係の危険物を扱える)やフォークリフト免許は、従業員が持っていないと、それを扱う仕事が受けられない。また社内の安全管理を担う「第一種衛生管理者」は、従業員が50人以上の会社は必ず置かなくてはならない国家資格だ。持っていれば、会社にとって不可欠な人材になるだろう。
一方、この男性の「役に立たなかった資格」は、民間資格の「珠算3級」だという。「単なる自己満足の資格で、今の時代(中略)そろばんはまず使う機会が少ない」などが主な理由だと綴った。