不倫はこれまでの家庭生活をめちゃくちゃに壊してしまう。今回はキャリコネニュースに寄せられた40代女性(派遣社員)の体験談を紹介する。女性は3人目を妊娠中に夫が不倫した末、自宅に帰らなくなり生活費が激減。離婚まで大変な日々を過ごした。(文:コティマム)
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「お給料日に新聞受けに10万円ほど置いていく」
夫が不倫に走った時、女性は3人目を妊娠中だった。女性は「3人目を身ごもる前から、なんか帰りが遅いと思っていた」というが、自営業の夫は忙しい生活だったため、信じていた。
「少しずつ旦那さんの態度が冷たくなり、子に対しても冷たくなり。『疲れてるのか?』と思ってました。でもだんだん、お給料から生活費が少なく渡されるようになり、流石に『ん?なんか変だな』と思っていました」
女性が怪しく思い始めた頃、夫の休日出勤日に会社に行ったところ、姿がなかった。公衆電話から夫に電話すると、場所は明らかに飲み屋でカタコトの日本語を話す女性の声が聞こえたという。
「それから朝帰りが始まり、毎日帰宅が朝5時頃。流石に子のいる前では言いたくなかったからベランダに呼んで、やんわりと『もしかして浮気してない?』と聞いてみたら逆ギレ。『してねーよ、ざけんな!』と」
その翌日から夫は全く帰宅せず、「お給料日に新聞受けに10万円ほど置いていく」ようになったという。
「育児とストレスから9か月で早産」出産後に離婚へ
妊娠中の女性は、月10万円で子ども2人を見なければならなかった。光熱費や学資保険、幼稚園の学費やオムツ代、病院代など、10万円ではとうてい足りない。食事を減らし、妊婦検診の度に痩せていく女性。
「妊娠6ヶ月ころの食事は具の少ないお味噌汁、お茶碗半分くらいの少ないご飯、おかずなし」
で、子ども達もいつもお腹をすかせていたという。出産費用を抑えるため、病院ではなく自宅で分娩しようと決めた矢先、「育児とストレスから9か月と同時に早産」に。切り崩していた貯金も徐々になくなり、ついに女性は出産後に離婚した。夫は「1円も!」慰謝料や養育費を出さなかったという。
「離婚後すぐに、フィリピン人の愛人と再婚したと知人から耳にしました。こっちは裕福じゃなくても生活保護を受け、仕事しながら母子家庭してました」と語る女性。一方、夫は……
「3年前、その元旦那さんは48才の若さで脳出血、帰らぬ人になりました。離婚してから、子ども達が父親と会うのがお葬式だとは」
複雑な心境の女性だが、大変な状況で出産した下の子が、今年の春に就職したという。女性は「やっと肩の荷をおろせます」と安堵している様子だ。