快晴の鈴鹿サーキットで開催された2022年スーパーGT第3戦GT500クラスの公式予選は、19号車WedsSport ADVAN GR Supraの国本雄資が自身キャリア初のポールポジションを獲得。チームとしても第2戦富士に続く2戦連続のポール獲得となり、2番手には最後に渾身のアタックを決めた宮田莉朋の37号車KeePer TOM'S GR Supraが入り、最終的にトヨタ陣営が最前列を固める結果となった。
直後には隊列先頭でコースインしていた39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra関口雄飛が1分44秒821で2番手に続き、17号車Astemo NSX-GTも同じく計測4周目のラップで3番手へと浮上。その一方、3号車と同じく待機組だった24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zや、19号車WedsSportの阪口晴南らも3周目の計測でトップ5に顔を出してくる。
続くラップで37号車KeePer TOM'S GR Supraサッシャ・フェネストラズがタイム更新で3番手に入れ替わり、クラス最多46kgのサクセスウエイト(SW)を搭載するポイントリーダー、14号車ENEOS X PRIME GR Supra山下健太がチェッカーラップでなんとかQ1突破に望みをつなぐ8番手へと飛び込む。しかし同じくラストアタックを決めた12号車カルソニックの平峰が、1分45秒140まで詰め7番手に滑り込み、残念ながら14号車はカットラインから脱落。
その背後では39号車DENSO中山と17号車Astemoの松下信治が入れ替わりで2番手へと続いていく。すると最後尾から3周目のアタックラップに入っていた19号車WedsSport国本が、ここで1分44秒112とQ1レコードをすぐさま更新する驚異的タイムで首位浮上を果たし、第2戦に続いてTGR TEAM WedsSport BANDOHは2戦連続、そして国本にとっては自身キャリア初のポールポジションを奪い取ることに。