渋谷マルイ、建て替えのため一時休業へ　日本初の木造商業施設が誕生

渋谷マルイが、建て替え工事のため8月28日をもって一時休業する。日本初となる本格的な木造商業施設に生まれ変わる。開業時期は2026年を予定。なお、 建て替え期間中も渋谷モディは営業を継続する。

　渋谷マルイは1971年の開店以来、約50年にわたり営業。1980年代から2000年前半にかけてはトレンドファッションを提供する場として展開し、近年ではアニメイベントなどのコンテンツも展開するなど顧客のニーズにあわせて変化してきた。今回の建て替えは、今後もそうしたさまざまなニーズに対応していくための土台づくりと位置付ける。
　リニューアル後の渋谷マルイは地下2階～地上9階、売場面積は2800平方メートル。耐火木材など構造の約60％に木材を使用し、従来の鉄骨造で建て替えた場合と比較して、約2000トンのCO2排出量を削減できる見込みとなっている。リードデザイナーはこれまで世界45ヶ国以上で都市計画、公共インフラ、オフィスといった多様なプロジェクトを手掛けてきた国際的な設計組織「Foster+Partners」が担当する。

■渋谷マルイ場所：東京都渋谷区神南1丁目22－6 ■新店概要建物規模：地下2階～地上9階売り場面積：2800平方メートル