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アバルト「695」に400台限定の「esseesse」登場 - スポーツ性が向上

2022年05月27日 16:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ステランティスジャパンは5月28日、アバルト「695」の限定モデル「 esseesse」(エッセエッセ)」を発売する。

同モデルはアバルトの高性能スポーツモデル「595 Competizione」(コンペティツィオーネ)をベースに、数々の専用装備の採用によりスポーツ性を高めた限定車。世界限定台数1,390台のうち400台を国内販売する。

「695 エッセエッセ」の起源である「695 SS」は、1949年に創業し高性能車メーカーとして発展を遂げたアバルトが、モータースポーツの世界でさらなる高みを目指し、1964年に送り出したモデル。当時、ツーリングカー選手権は排気量によりクラス分けされ、600cc以下のクラスを制したアバルトは、次なるステップとして700cc以下で競われるカテゴリーへの挑戦を決意した。

そのベース車両が「フィアット・アバルト 695」で、さらなる高性能版として「695 SS」が誕生した。SSはイタリア語で「エッセエッセ」と発音し、スーパースポーツを意味する。「695 エッセエッセ」は「695 SS」にオマージュを捧げるモデルとなる。

今回登場した「695 エッセエッセ」は往年の“695 SS"にヒントを得ながら、現代風のアレンジを加えたモデルに仕上がっている。ボディカラーには「695 SS」を彷彿とさせるGrigio Campovolo(グレー)ならびにNero Scorpione(ブラック)を採用。

ボディサイドにはスポーティー感を引き立てるホワイトのストライプや、特別装備の17インチアルミホイールが組み合わされ、さらにボディ随所にホワイトアクセントを配することで、レースカーのような雰囲気を高めている。また、サイドの「695」エンブレムと、リアの「695 esseesse」エンブレムが、特別なモデルであることを表現する。

また、黎明期より軽量化や空力性能の向上を図ったアバルトの飽くなき探究心を継承し、運動性能の向上が図られている。フロント周りを軽量化するアルミニウム製エンジンフードを採用して旋回性の向上を図ったほか、リアに角度調整式のアジャスタブルスポイラーを採用し、高速走行時の挙動の安定化を図っている。また、ベース車とは異なるAKRAPOVIC(アクラポビッチ)製の高性能エキゾーストシステムがスポーティーなサウンドを発する。

インテリアは「695 esseesse」のロゴ入りで、ホワイト仕上げバックシェルとなるSabelt(サベルト)製スポーツシート、ならびにレッドシートベルトを採用したほか、同様にロゴを配したアルカンターラダッシュボードやフロアマットによりプレミアム感が高められている。またカーボン調シフトノブやロゴ入りトノカバーを採用するなど、細部までデザインに気を配っている。

トランスミッションは全車5速MT。Grigio Campovolo(グレー)とNero Scorpione(ブラック)の右/左ハンドル車の4種が各100台導入される。メーカー希望小売価格は470万円。(エボル)