子どもの頃に親からかけられた言葉は、時に重い足かせとなって、その後の人生に影響することもある。東京都の40代女性は、
「どんどん自分が萎縮していったことは今でも覚えています」
と過去を振り返った。(文:草茅葉菜)
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「学校でも怒られ、家でも怒られ、塾でも怒られ…」
勉強が不得意だった女性は、小学校3年生の時に父親から
「4年生に進級しないで3年生を留年しろ」
と言われたそうだ。図工や音楽は大好きだったため、自分にも良いところがあると思いながら頑張っていたようだが
「学校でも怒られ、家でも怒られ、塾でも怒られ、どんどん自分が萎縮していったことは今でも覚えています」
と、周囲の人によって勇気をくじかれてしまったことを明かした。しかしその後、中学受験に失敗したことがきっかけで親の干渉がなくなり、勉強に目覚めたというのだ。
「あの時わからなかったことはこんなことなのか、と中学に入ってから小学校からやり直し、もやもやがハッキリ晴れていったのを覚えています」
誰からもとやかく言われずに、のびのびと勉強できる環境が必要だったのだろう。最後に女性はこんな言葉を綴った。
「でも自分の自己肯定感が低いのはこの言葉が影響しているように思います」