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近鉄の新型一般車両向け「深紫外線LED除菌ユニット」開発 - 日機装

2022年05月26日 18:41  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
工業メーカーの日機装は、鉄道車両内の空気を清浄化する「深紫外線LED除菌ユニット」を近畿日本鉄道の新型一般車両向けに開発すると発表した。


「深紫外線LED除菌ユニット」は、室内の空気を装置内に吸い込み、深紫外線により清浄化された空気を放出するしくみ。日機装は2020年1月からこの技術を活用した空間除菌消臭装置「エアロピュア」を販売しており、医療機関、教育関連施設、宿泊施設など幅広い分野で利用されている。深紫外線LEDは長寿命かつ小型で環境負荷も低く、従来の水銀ランプに比べて優位性があるため、世界から注目されているという。



今回、古河電工グループの古河産業が、この技術を鉄道車両内の環境整備に活用しようと発案。これまで培ってきた鉄道事業者とのリレーションを生かし、鉄道向け深紫外線LEDユニットの開発をサポートする。



今後は「深紫外線LED除菌ユニット」とそれに関連するシステムの開発を行い、近鉄の新型一般車両への搭載をめざす。他の鉄道車両への展開も引き続き検討するとしている。(佐々木康弘)