長編アニメーション映画「王立宇宙軍 オネアミスの翼」4Kリマスター版の公開日が10月28日に決定。併せて4Kリマスター映像による予告映像も公開された。
【大きな画像をもっと見る】予告映像は作画監督として参加した庵野秀明の作画によるロケット打ち上げシーンからスタート。主人公・シロツグがバイクを操縦する様子や飛行訓練シーン、ロケット打ち上げをめぐる戦闘など、劇中の印象的な場面が4Kリマスター化によってさらなる迫力を帯びている。
また4K ULTRA HD Blu-rayとBlu-rayがセットになった「4Kリマスターメモリアルボックス」の発売も決定。特別限定版と通常版の2形態が用意されており、特別限定版には、430ページにわたって全編が初めて収録される「絵コンテ集(1986年10月4日バージョン)」が付属する。また共通の特典ディスクに収められるパイロットフィルムでは、既発商品に収録されていた音声「ニュルンベルクのマイスタージンガー」版に加え、今回新たに「俺ら宇宙のパイロット」版の音声が初収録。さらに1995年発売のLDメモリアルボックスに収録されていた、多数のイメージボードとともに音楽を楽しめる「BGM集」も映像のみ再編集を行い、新たに2022年バージョンとして再収録されている。1987年にVHSで発売されたドキュメンタリー映像「オネアミスの翼 王立宇宙軍 ドキュメントファイル」もアップコンバートし抜粋にて今回初収録となる。
特別限定版は上映劇場にて10月28日より先行販売。ECサイトのA-on STORE、EVANGELION STOREでは、11月4日から取り扱われる。なお通常版は11月25日に一般流通にて発売予定だ。
そのほかNFTに向けた新作描き下ろしデジタルアート制作プロジェクトも始動した。「王立宇宙軍 2022」と題された5分のデジタルアートは、「超時空要塞マクロス」「機動戦士ガンダム」「スター・ウォーズ」などのパッケージアートのイラストで有名な天神英貴によるもの。同作品は、5月27日から日本橋で開催される三井不動産創立80周年記念イベント「クリエイター特区プロジェクト」のギャラリー内に展示され、同時にNFTマーケット「OpenSea」上で販売される。
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」は政府に見放された戦わない軍隊・王立宇宙軍の兵士であるシロツグ・ラーダットと、街で神の教えを説く不思議な少女リイクニの出会いから始まる、宇宙飛行計画を描いた物語。GAINAXとバンダイがタッグを組み、山賀博之が原案・脚本・監督を務めたほか、貞本義行がキャラクターデザイン・作画監督、樋口真嗣らが助監督として参加した。
(c)BANDAI VISUAL/GAINAX