「生活するのにいっぱいいっぱいで、病院代やヘアーカット代などを捻出するのが大変で、貯金もない」
キャリコネニュースに切実な投稿を寄せたのは、北海道に住む30代前半の女性(正社員/未婚)だ。女性は現在、手取り16万8000円、年収およそ250万円で生活している。引き続き、女性の投稿を紹介していく。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「老後の年金もまったくあてにしておらず、100%手元に来ないと考えてます」
女性は流通・小売系の会社で働いているが、勤務先の待遇は決して良いとはいえないようで、
「会社基本給は30年前から変わっていないと聞かされており、年1回あるはずの昇給もコロナによる売上低迷を理由になく、3年目にしてやっと昇給がありました」
とこぼす。また女性は「贅沢もできず、自分1人で生活するのが苦しいのに、将来結婚や出産を考えたところで自分以外の人を立派に大人まで育てることはどう考えても無理」と嘆いた。
「老後の年金もまったくあてにしておらず、100%手元に来ないと考えてます。絶望しかありません。たとえこの苦しい生活から抜け出せたとしても、会社や国自体がこの状況を重く受け止めて改善しない限り、これからの子どもたちには苦しい未来しかないので出産もしたくありません」
正社員で社会保険料を引かれているなら年金はあることはあるだろうが、収入が少ない現状では、満足な金額が貰えるとは思えないのだろう。なんとかして、若い世代が結婚や子育てに希望を持てる賃金体制になってほしいものだ。