声優の花澤香菜が、2022年2月にリリースした最新アルバム「blossom」を引っさげたライブ「HANAZAWA KANA Live2022 “blossom”」の東京公演を、5月7日に東京・なかのZERO大ホールにて開催した。花澤はアルバム収録曲を中心とした全21曲を披露し、新緑の季節にふさわしい、さわやかな歌声を聴かせた。
「HANAZAWA KANA Live2022 “blossom”」は当初、4月10日の神戸国際会館こくさいホールとの2か所での開催が予定されていたが、4月上旬に花澤自身の新型コロナウイルス感染が確認されたため、神戸公演は延期となっていた。
「LOVE IS WONDER」では客席のファンにサビの振付けをレクチャーし、みんなで一緒にポーズを決めて楽しんだ花澤。曲の途中では早替えを披露し、身軽な白の衣装になってからの「Night And Day」では間奏でステッキを使ったダンスにもチャレンジした。
「flattery?」はギターの北川勝利とピアノの末永華子の二人だけの演奏によるアコースティックアレンジで、しっとりと歌い上げる。「Moonlight Magic」では華やかなピンクのドレスに着替えて登場し、ロマンティックな世界観を演出。「SHINOBI-NAI」では一転して熱く盛り上げ、客席のファンによる振りも完璧にそろった。
中盤から後半にかけてのMCでは、写真の花澤は8歳から20代前半へと急成長。なぜここで約10年前の写真が出されたかというと、今年が花澤のアーティストデビュー10周年という記念すべき年だからだ。会場からの盛大な拍手に、花澤は「皆さんのおかげです。本当にありがとう」と応える。終盤のブロックでは「We Are So in Love」「マラソン」「恋する惑星」と懐かしい曲を3曲続け、「青い夜だけの」で本編はラストとなった。