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食器ブランド「コチ」がデビュー、陶芸作家 水野幸一が監修した食器セットとペアマグカップを発売

2022年05月17日 19:02  Fashionsnap.com

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「パーバーズ(PERVERZE)」や「スドーク(soduk)」、「ラインヴァンド(LEINWANDE)」などのブランドビジネスを展開するIMCFと、1752年に創業した老舗の和食器専門店「たち吉」が協業した器のプレタポルタブランド「コチ(COCHI)」がデビューした。ファーストコレクションのアイテムは、ブランド公式オンラインサイトで取り扱っている。

 コチは、「洗練されたフォルム、料理を引き立てる絶妙な色合いと質感で朝食から夕食まで食卓を豊かに演出すること」をテーマに、シリーズごとに異なる陶芸作家を迎え入れてアイテムを展開。ECサイトの運営や若年顧客へのリーチを得意とするIMCFと、熟年層からの根強い人気と伝統的な高い技術力を有するたち吉がタッグを組むことで、より幅広い層へ食器の魅力を発信する事に繋がると感じたことから協業に至ったという。
 第1弾のアイテムとして、陶芸作家の水野幸一氏が監修した「奏-KANADE-」シリーズを発売した。同シリーズは、プレート、リムプレート、リムボウル(S)、リムボウル(M)、ボウルの5種類の食器セット(2万9700円)と、ペアマグカップ(1万9800円/いずれも税込価格)をラインナップ。それぞれ、トルコ釉を使用したターコイズブルーの「HANAASAGI」をはじめ、艶感のあるグレーの釉薬に墨を流し込んだ「KESHIZUMI」や、マットなブロンズに控えめなゴールドを散りばめた「BINROJIZOME」、マットな質感のホワイトカラーが特徴的な「SHIRONERI」、黑釉を使用し高級感のあるブラックカラーの「SUMI」の計5色を展開している。

 コチは今後、国内外のライフスタイルショップやセレクトショップでの展開を検討しているほか、代官山や二子玉川の蔦屋家電でポップアップショップを開催する予定だという。
水野幸一陶器の街として知られる岐阜県土岐市で製陶業を営む家庭に生まれる。大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業後、王立デンマークデザインスクールに約3年間留学。帰国後、陶房「一窯」を開窯し、日本の伝統を継承しながら、卓越した轆轤技術を駆使した新たな挑戦を行う陶芸作家。

■コチ:公式オンラインサイト