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エリザベス女王「プラチナ・ジュビリー」を記念する馬術の祭典に出席 笑顔で式典を楽しむ

2022年05月17日 11:41  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「ロイヤル・ウィンザー・ホース・ショー」最終日も出席したエリザベス女王(画像は『The Royal Family 2022年4月29日付Instagram「Take a look at some the highlights of this week’s events
エリザベス女王(96)が「ロイヤル・ウィンザー・ホース・ショー」の最終日に開催した「プラチナ・ジュビリー」の祝賀式典に出席した。女王が会場に現れると、集まった観客がスタンディングオベーションで歓迎。ロイヤルボックスに座った女王は笑顔で拍手を送るなど馬術を大変楽しんでいる様子だった。

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現地時間15日、ウィンザーのキャッスル・アリーナで毎年の伝統行事である馬術競技大会「ロイヤル・ウィンザー・ホース・ショー」のフィナーレが開催された。

今大会の競技後には毎晩、エリザベス女王の即位70周年「プラチナ・ジュビリー」を祝福する馬術の祭典「A Gallop through History」が行われた。

女王はここ最近、移動が困難であることからウィンザー城外での対面式公務への出席を断念していた。しかし同大会の初日には観戦に訪れ、所有するポニーが優勝する姿を見守っていた。

大会最終日の夜、女王とエドワード王子を乗せた車が会場に到着すると、5000人を超える観客が総立ちになり、大きな拍手を送った。車から降りた女王は杖をつきながら歩き、拍手と歓声に包まれながらロイヤルボックスに着席した。

この日のもようは英ITVで放送されたが、女王は馬術を見ながら拍手をしたり、大きな笑顔を見せるなど式典を大変楽しんでいる様子だった。

アリーナのステージでは、エリザベス1世から現代までの歴史を駆け巡るショーが行われ、俳優やアーティスト、ミュージシャンが出演した。世界各国から500頭の馬と1000人以上が集まり、英連邦やヨーロッパ、英国の軍隊による軍事行進や世界の馬術競技、ダンサーによる90分間の華麗なパフォーマンスが繰り広げられた。

当日は、俳優トム・クルーズや女優ヘレン・ミレン、メゾソプラノ歌手のキャサリン・ジェンキンスなどの豪華な顔ぶれがそろった。

ステージで演説したトムは、王立騎馬砲兵・国王中隊(King’s Troop, Royal Horse Artillery)のパフォーマンスについて「最も心を奪われ、スリリングで驚愕的なものだった」と述べた。

ヘレンはエリザベス1世に扮し、スペイン艦隊の侵略未遂からウィリアム・シェイクスピアなどの重要人物などエリザベス朝時代からの歴史的出来事を年代順に紹介した。



画像は『The Royal Family 2022年4月29日付Instagram「Take a look at some the highlights of this week’s events, which include」』『BBC News(UK) 2022年5月16日付Twitter「Queen attends her first Platinum Jubilee celebration, with an equestrian extravaganza show」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)