サム・フリードマンは、1984年ニューヨーク生まれ。ニューヨークの芸術大学「Pratt Art Institute」でコマーシャルアートやイラスト、タイポグラフィーを学び、企業のコマーシャルアートを手掛ける仕事などを経て、カウズ(KAWS)のスタジオ・マネージャーを務めた。独立後は、米国をはじめとした世界各地で個展を開催している。自身が住むニューヨーク州北部の自然の風景からインスピレーションを受け、時間や直線的なものが持つ概念に抵抗し、自然界に見られる有機的な要素や質感を反映した抽象的な作品作りを行っている。
同展では、フリードマンの初期の具像作品の中から生まれた「Cave Painting」シリーズの作品を中心に展示。大型の円形キャンバスを用いた大作や、複数のキャンバスに渡って描いた連作などを新作として発表する。