アニメ「モノノ怪」の15周年プロジェクトが始動。「十五周年記念祭」が6月18日に東京・フジテレビ本社1Fのマルチシアターで開催される。
【大きな画像をもっと見る】2007年7月にフジテレビ「ノイタミナ」枠ほかにて放送された「モノノ怪」は、薬売りの男がモノノ怪に立ち向かう冒険譚。同枠で放送された「怪 ~ayakashi~」シリーズの1エピソードとして放送された「化猫」の続編として制作され、2020年に行われたノイタミナ歴代70作品を対象とした投票企画「あなたが選ぶ思い出の3作品」の2005~09年度制作部門では、第1位を獲得している。
「アニメ『モノノ怪』十五周年記念祭」には、監督の中村健治、薬売り役の櫻井孝宏、山本幸治プロデューサーが登壇。15周年を祝したトークパートや最新情報が届けられる。記念サイトでは、本日5月13日19時から20日23時59分まで、同イベントの一般観覧の抽選受付を実施する。併せて中村監督、櫻井のコメントも到着した。
また記念サイトでは名場面投票企画がスタート。参加者の中から抽選で30人に名シーン場面写真を使用した「15周年限定 名場面日めくり卓上カレンダー」がプレゼントされる。さらに公式Twitter(@anime_mononoke)の開設を記念し、抽選で3人に中村監督と櫻井のサイン入り「モノノ怪+怪~ayakashi~」Blu-ray BOXが当たるキャンペーンも実施中だ。
■ 中村健治監督 コメント
□ アニメ『モノノ怪』の思い出や印象に残っていること
初監督作品ですが、この1本で監督キャリアが終わっても良いと思って作品と向き合いました。背景とセル(キャラ)はちゃんと見分けがつくようにと教えられましたが、見分けがつかなくて1枚のイラストのようにまとまっているのも逆に有りかなとか、人物が台詞を話し終えてから次の人物が話すようにするなどのパターンも現実ではみんな好きなタイミングで会話をはじめているからそうしちゃえば良いよねとか、色々な常識を疑って作っていたことを思い出します。
■ 櫻井孝宏(薬売り役)コメント
□ アニメ『モノノ怪』の思い出や印象に残っていること
初回収録の光景を未だに覚えていて、スタジオの床に座り込みレクチャーを始めた中村監督の姿が印象に残っています。
カット毎に言葉を置いてくれ、もっと関心がなく、独り言でいい等々、
これまで経験してきたアニメーション収録のセオリーに当てはまらないオーダーに少々戸惑いました。
そしてそれは、オンエアを観てやっと得心できたのです。あの指示はこの世界をデザインするためのものだったのだと。
禍々しくも美しい奇々怪界な映像の洪水。極彩色の狂気とでも言いましょうか。強烈な映像体験でした。
15周年プロジェクトの中身はなんなのでしょうか。続報をお楽しみに。
■ 「アニメ『モノノ怪』十五周年記念祭」
日時:2022年6月18日(土)開場16:00、開演17:00
会場:東京都 フジテレビ本社1Fマルチシアター
出演者:中村健治(監督)、櫻井孝宏(薬売り役)、山本幸治(プロデューサー)
MC:吉田尚記(ニッポン放送)
(c)モノノ怪製作委員会