キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」を対象にアンケートを実施している。既婚者の場合、共働きで家計を支える人は少なくないが、自分一人だけで満足いく収入を得られないと、強い不安感に襲われてしまうようだ。（文：福岡ちはや）
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「自分の苦労を後世にさせたくないと思ってしまいます」
手取り18万円、年収250万円で家族を養う30代後半の男性（山口県／その他／派遣社員）には、2人の子どもがいる。男性は、
「今後体験させてあげることや教育に差が出てしまいそうで不安」
と懸念を語る。妻が専業主婦なのかどうかや子どもたちの年齢は不明だが、これからかかる2人分の養育費を思うと、たしかに今の手取りでは少々心許ないかもしれない。
また現時点でよほど生活に困窮しているのか、男性は、
「未婚者なら、結婚して子どもを育てようとはならないでしょう。自分の苦労を後世にさせたくないと思ってしまいます。ましてや自分が生きていくのさえギリギリなのですから。そして、こんなにデータが出てるのに貧困者が周りにあまりいない感じもあります。余計に孤独感が生まれ、日々の生活のストレスとなってしまう」
と苦しい胸の内を打ち明けていた。
