2022年シーズン二度目となる今回の公式テストは、6月3~5日に開催されるスーパー耐久シリーズ第2戦『NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース』に向けたテストで49台がエントリー。前日の搬入日は午前は曇り空だったものの、午後から雨が降り完全なウエットコンディションとなったが、テスト当日は快晴に恵まれ、1時間ずつのデイセッションが3回、1時間50分間のナイトセッションが1回行われた。
ST-Xクラスでは、今季から戦いの場をST-Xに移したHELM MOTORSPORTS GTR GT3がセッション1で1分41秒587でトップとなるが、その後のセッションではこれまでの富士24時間で圧倒的な好結果を誇っているDAISHIN GT3 GT-Rが好走をみせ、1分40秒821という総合トップタイムをセッション3で記録している。また、今季は富士24時間から参戦するMP Racing GT-Rもテストに参加し、1分41秒148というベストタイムをマークした。
FIA GT4マシンで争われるST-Zクラスには6台が参加し、富士24時間から参戦を行うAudi Team HitotsuyamaのAudi R8 LMSがセッション3に1分47秒592を記録しクラストップに。なお、Porsche Team EBI WAIMARAMAのPorsche Cayman GT4 RSはKIZUNA、千代勝正、山野直也、大草りきというメンバーに加え、2021年も富士でチームに加わっていたジュリアーノ・アレジも乗り込んでいる。