会社が新卒採用するのは、将来を見据えてのことだろう。だが、まったく的外れなことをして新人に去られてしまう会社もある。キャリコネニュースの「新入社員が定着しない職場」をテーマにしたアンケートに、北海道に住むITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)の女性(20代後半/年収200万円)は
「新卒一括採用で各地に配属されるが1年で半分辞め、3年で全員辞める」
と残念な自社の新人離職ぶりを語った。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「新入社員が定着しない職場」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/QP2L8EDA
「同期が17人いたが一年目には7人ほどいなくなり、さらに2年目は5人」
次々に辞めてしまう理由は、「パワハラがひどい。上司達がまとまっておらず指示がバラバラ。本来会議で話し合うべきことを話さない」などの酷い社内事情にあるという。そのため
「毎年必ずうつ病になり辞めていく新入社員が後をたたない」
と女性は惨状を淡々と綴った。毎年病む若者を出してしまうなら、会社の罪は離職率の高さどころではない。
一方、辞めた本人からの声も届いている。石川県に住む20代後半の男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収250万円)は、17人いた同期が次々に退職していったという。
「同期が17人いたが一年目には7人ほどいなくなり、さらに2年目は5人立て続けに辞めていった。ボーナスは出ない、残業代は出さない、有給休暇は取らさない状況であり、仕事は楽なのかと言うと忙しすぎて他のお客様に迷惑をかけていたため、耐えきれず私含めて他の同期入社の人も一気に辞めていった」
17人の同期が5人になっても頑張っていた男性だが、結局誰一人残ることはなかったようだ。