隣国ブラジルのSCBストックカー・ブラジルと並び、アルゼンチン発の“世界最速FFツーリングカー選手権”を称するスーパーTC2000(STC2000)第3戦が4月30~5月1日に開催され、土曜スプリントはTOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニアのジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラSTC2000)が、今季採用の“サクセスウエイト”にも負けず12周のレースを制圧。しかし日曜ファイナルはシボレーYPFチームの王者アグスティン・カナピノ(シボレーYPFクルーズ)が、僚友ベルナルド・ラヴァーを引き連れ、ワン・ツー・フィニッシュを決めている。
結果、選手権首位サンテロが98点まで伸ばし、連勝のカナピノが83点、僚友ラヴァーが81点で追う構図となった新生TC2000シリーズ。続く第4戦は5月21~22日の週末にパタゴニア地方最大の都市ネウケンで開催され、新旧TC2000シリーズのほかシルエットストックのトップレース(TopRace)やフォーミュラ・ナシオナルなどが一堂に会する『The Week of Speed』イベントに組み込まれての実施となる。