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都会人が田舎に移住して思い知ったこと 「虫がうるさい」「監視ヒソヒソ社会」

2022年05月08日 06:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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田舎暮らしって、いいものだ。水と緑に囲まれていると、それだけで気分が良くなる。だけど、それは生粋の田舎者だからそう思うってだけのことかもしれない。

都会の人だって自然を愛してるだろうし、わざわざ休日にキャンプに出向く人も最近は多いけど、「じゃあ田舎住むか? ずっとここいるか?」って言われたら首を縦に振れない人は多いはず。実際、都会の暮らしに慣れてる人にとっては、田舎はつまらない土地だし。

それでも、都会からやってきては田舎暮らしをする人は一定数いる。今日はそういう人たちの愚痴というか、「思ってたのと違う」と感じた話を紹介していきたい。(文:松本ミゾレ)

田舎ってそこまで最高ってわけでもないよね

先日、ガールズちゃんねるに「田舎に移り住んで思い知ったこと」というトピックが立っていた。このトピックを立てた人物は例として「電車が一時間に一本しか走っていないこと」を挙げている。

https://girlschannel.net/topics/3950849/

僕は生粋の田舎者なのでそれが当たり前で育ってきたし、未だに地元の駅ではSuicaすら導入されていない(にも関わらず数年前に駅舎リニューアルしてる)。だけど、都会の人が地元のダイヤを見ると大体絶句するか失笑するんだよね、あれホント悲しい。人がいないんだから電車の本数なんかいらないのだ。車社会だし。

トピックには他にも、田舎暮らしをして思い知ったという事例がいくつか。ちょっと引用してみたい。

「最低賃金が安い」

「鈴虫うるさい。あれは一匹がたまに鳴くから風情を感じられるものなんだと悟った」

「過度なお節介&環視ヒソヒソ社会」

「田舎全然静かじゃない。井戸端会議に夕方になるとよく分からん音楽流れたり都会では聞かないような野鳥や虫の鳴き声で一日中何かしら音が聴こえてくる」

「転入届を出したら役所の人間が『都会から来た』って嫌な態度をとる。で、役所の人間が喋ってなければ知らない個人情報を近所の人が知ってる。こわい!」

と、こんな感じ。「被害妄想では?」って感じられる書き込みもあるけど、でも地域によっては陰湿な田舎は確実にあるので、多分実際に経験したことなんだろうなぁ。

移住を検討する際は地域の人たちについても調べよう

僕の地元にも、阪神大震災直後に神戸から引っ越してきた家族がいた。が、この家族はどうにも田舎暮らしには向かなかったようで、その家の奥さんはみるみるやつれてしまって大層気の毒だった。息子が明るかったのでまだマシだったが、その息子も中学に上がる頃にはグレはじめてしまった。

もちろん、田舎に移住してしっかり馴染んだ一家もいた。近所には東京から引っ越してきた家族もいたが、自治会とかにも顔を出してて、馴染もうと必死で努力してるのが分かった。

馴染もうと努力さえしておけば、田舎の人たちも「あそこの新参者には優しくしようね」ってなる。そういう態度を見せる必要があるのはダルいけど、まあ、そういう人なら上手くやってけるんだろう。

僕自身は田舎者。高卒で関東に出たが、そこでの暮らしは一言でいえばバラ色だった。めんどくさいレクリエーションも、地域のどぶ掃除もないし、ゴミは夜中に出してもいいし。

人付き合い自体がないから、人付き合いに付帯する面倒とも無縁。最高だと思った。

一方で、そんな田舎者の僕があるとき別の田舎に引っ越してみて実感したのは、都会から来た・来てないにかかわらず、よそ者を敵視する地域は確実にあるということだ。

都会の人間を否定するとかしないとかじゃなく、そもそも自分たちの土地によそ者が移入してくること自体が気に食わないってメンタリティを持つ人のいる地域もある。僕もそういうところで大層不当な扱いを受けた。

僕の捨てたものではないゴミが僕のせいにされてたり、野良猫に餌付けした痕跡が僕の仕業になっていて、匿名の警告文がポストに入っていたり。そういう、陰湿に陰湿を重ねた人間が複数人いる田舎も実際にある。

くれぐれも移住予定先を検討する際には、人間的な面での住みやすさのリサーチはお忘れなく。個人的にオススメなのが、移住予定地にある病院のGoogle口コミを見ることだ。病院の口コミで低評価が多い地域は、地雷のような気がしている。