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キム・カーダシアンの過激な減量とマリリン・モンローのドレス借用に専門家らが批判「完全に間違っている」

2022年05月06日 12:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

マリリン・モンローのドレスを着たキム(画像は『Kim Kardashian 2022年5月3日付Instagram「MET 2022」』のスクリーンショット)
キム・カーダシアンが「METガラ」でマリリン・モンローの伝説のドレスを着るために過激なダイエットをしたことを明かしたが、この発言に対し女優や専門家などが「完全に間違っている」「無責任だ」と激しく批判。マリリンの伝記本著者は「汗や化粧でドレスが傷む可能性がある」と厳しい意見を述べた。

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現地時間2日にニューヨークで開催したファッションの祭典「METガラ」のレッドカーペットに、キム・カーダシアンが恋人ピート・デヴィッドソンと並んで登場した。

この時キムが着ていたのは、生前のマリリン・モンローが1962年、誕生日を迎えたジョン・F・ケネディ大統領に向けて『ハッピーバースデー』を歌った有名なドレスだった。

ドレスは米フロリダ州のフロリダ州オーランドの博物館「Ripley’s Believe It or Not!」が481万ドル(約6億2600万円)で落札し、現在は施錠したケースで展示しているものを借用した。

キムは会場のインタビューで、試着時にはドレスがフィットしなかったことを告白。「METガラ」に間に合わせるため、3週間で16ポンド(約7.3キロ)減量する厳格なダイエットをしたことを明かしていた。

すると後日、キムが公の場で過激な減量をしたと話したり、大切に保管されているドレスを着たことに対し、セレブや専門家などが激しく批判したのである。

米女優リリ・ラインハートは、自身のInstagramストーリーで「レッドカーペットで、どれほどお腹が減っているかと話す。馬鹿げたドレスにフィットするため、先月から炭水化物を食べてないからだって? 何百ものレベルで間違ってる」と綴り、こう続けた。

「公然と『METガラ』のために自分を餓えさせたと認めた。何百万人もの若者があなたを尊敬し、一語一句に耳を傾けているのを知っているはず。その無知さは、この世のものとは思えないほど不快だ。」


英栄養学者ニコラ・ラドラム=レインさんは英『BBC』のインタビューに応じ、キムの発言が「無責任だ」と警鐘を鳴らした。

ニコラさんは「完全に間違っている。摂食障害の人々や若い女性達が、比較的短期間で劇的に減量できると信じてしまう。これは持続可能な生活ではなく、暴飲暴食のサイクルにつながるのです」と忠告した。

マリリンの伝記本著者ミシェル・モーガン氏は米紙『New York Post』の取材に対し、キムがレッドカーペットで伝説のドレスを着たことについて「汗や化粧でドレスが傷む可能性がある」と痛烈批判した。

「このドレスは非常にもろく、以前は温度管理された環境で保管されていた。それがレッドカーペットという、何が起きても不思議ではない場所で着用されたのです。」

同氏は「60年前のアイコニックなドレスが、公の場で着用されるのを見るのは、非常に残念なことだ」と加えている。

画像は『Kim Kardashian 2022年5月3日付Instagram「MET 2022」』『Lili Reinhart 2022年3月28日付Instagram』『Nichola Ludlam-Raine Dietitian 2022年4月22日付Instagram「BUILDING A SUSTAINABLE DIET - EARTH DAY 2022」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)