希望を抱いて働き始めた若者も、30歳を過ぎれば現実的な問題が見えてくる。新潟県の50代男性(技能工・設備・交通・運輸/年収400万円)は
「会社のためにと言ってても『会社』などというものは無い」
とキャリコネニュースに持論を語った。(文:谷城ヤエ)
※キャリコネニュースでは「30歳を過ぎてわかったこと」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/M76YBJ2E
「直属の上司に気に入られなくては出世は出来ない」
男性は「会社」についてこう述べる。
「会社のためにと言ってても『会社』などという者は無く、直属の上司に気に入られなくては出世は出来ない。どう考えても会社の利益で見れば損だなということも、上司の得なら余計なことを言わずにやる」
会社にとって損でも上司との関係が最優先とは驚きだ。良いか悪いかは別として、それは男性が経験から導き出した結論なのだろう。
他の読者からも社内での人間関係の重要性を説く声が寄せられている。
「仕事は仕事の中身や難易度ではなく、上司、同僚含めた職場の人間関係が9割であること」(40代男性/宮城県/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収600万円)
「仕事はやる気、正論だけでは上手くいかない。若い頃はやる気でがむしゃらに頑張りましたが、会社も政治。上司の立場や部署の方向性、事前のネゴシエーションが大切で力の入れどころが変わってきた」(40代男性/愛知県/専門職、コンサルタント・士業・金融・不動産/年収650万円)
社会人になって、根性論や正論だけで乗り越えようとするのは厳しそうだ。