トップへ

母子家庭に育ち、年収800万円になった女性「貧乏のループから抜け出すには学歴をつけてリセットするしかない」

2022年05月05日 06:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

就活や資格取得の際に意識する「学歴」。キャリコネニュースでは「学歴」に関するアンケートを行っているが、今回は「貧乏のループから抜け出すため」に学歴をつけたという東京都の30代女性の意見を紹介する。(文:コティマム)

※キャリコネニュースでは学歴をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/K0DQY3O9

返済義務のない奨学金で国立大学を卒業、一部上場企業に就職

女性は現在、営業職の正社員で年収800万円。上場企業に就職し安定した生活を送っているが、子ども時代は「貧乏だった」と明かす。

「私は3姉妹の母子家庭で育ったため貧乏でした。母も学歴が無く、仕事もパートだったため貧乏でした。『貧乏のループから抜け出すには学歴をつけてリセットするしかない』と思い、返済義務のない奨学金をもらい地元の国立大学に進学し、無事卒業。一部上場企業に就職し、今は一般平均よりは多い給料をもらい、当時出来なかった家族旅行や趣味を楽しんでいます」

学歴を身につけたからこそ上場企業で働くことができ、子どもの頃にできなかった生活を実現した女性。「大手企業の総合職はほとんど大卒以上です」と、就職するための条件が「大卒以上」であることが多い点も指摘する。

「国も社会も見放したりしません」

女性は自身が返済不要の奨学金を取得したことから、金銭面を理由に大学進学を諦めることはないと訴える。低所得世帯を対象とした学費支援制度もあるとし、

「最近『お金がなくて大学に行けない』などという声を聞きますが、頑張っている学生は国も社会も見放したりしません」

と学生にエールを送った。