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【富士最高速チェック:GT500】GRスープラが上位独占もリアライズZが同率トップに/スーパーGT第2戦富士分析

2022年05月03日 21:30  AUTOSPORT web

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2022スーパーGT第2戦富士 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)
5月3日、ゴールデンウイーク恒例のスーパーGT第2戦『FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE』の公式予選が開催された。全長1475mという世界有数のホームストレートをもつ開催地、富士スピードウェイで各車のポテンシャルを測るうえで欠かせないのが最高速だ。

 そこでオートスポーツwebでは、公式予選Q1で記録されたGT500クラス全15台の最高速データをもとに、各マシンのトップスピードをランキング化。3月の第2回公式テストでも実施した富士最高速チェックだが、今回はウエイトも積んだ本戦仕様車両、なおかつ本気アタックの際のデータとなる。4日に行われる決勝の結果を占う意味でも参考のひとつとしていただければ幸いだ。

 全15台が走行した公式予選Q1でGT500クラスのトップスピードを記録したのは、同率で24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zと39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraとなった。両車はともに294.278km/hという最高速を記録し、第2回公式テスト同様に本戦でもニッサンZがトヨタGRスープラに肉薄する結果になった。

 2位には293.478km/で37号車KeePer TOM’S GR Supraが続き、その後ろにも36号車au TOM’S GR Supra、38号車ZENT CERUMO GR Supraが292.683km/で同率3位となり、やはり最高速という面ではGRスープラの速さが伺える。

 対してホンダNSX-GTの最上位は8号車ARTA NSX-GTが記録した291.892km/hとなり、他のNSX-GTも軒並み下位に沈んでしまっていることがレースに向けて気掛かりだ。なお、4日の決勝は450kmレースという長丁場になる。この最高速比較データだけで結果を予想するのは短略だが、展開を占う際の参考のひとつとしていただければ幸いだ。

■2022スーパーGT第2戦富士 公式予選Q1
GT500クラストップスピード一覧(編集部計)
Pos.No.CarNameCarTopSpeed(km/h)124リアライズコーポレーション ADVAN ZニッサンZ GT500294.278139DENSO KOBELCO SARD GR SupraトヨタGRスープラ294.278237KeePer TOM’S GR SupraトヨタGRスープラ293.478336au TOM’S GR SupraトヨタGRスープラ292.683338ZENT CERUMO GR SupraトヨタGRスープラ292.68343CRAFTSPORTS MOTUL ZニッサンZ GT500291.89248ARTA NSX-GTホンダNSX-GT291.892414ENEOS X PRIME GR SupraトヨタGRスープラ291.892423MOTUL AUTECH ZニッサンZ GT500291.892464Modulo NSX-GTホンダNSX-GT291.892516Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTホンダNSX-GT291.105612カルソニック IMPUL ZニッサンZ GT500290.3237100STANLEY NSX-GTホンダNSX-GT290.323819WedsSport ADVAN GR SupraトヨタGRスープラ288.770917Astemo NSX-GTホンダNSX-GT288.000
※同率はカーナンバー順で表記