キャリコネニュース読者から寄せられた「仕事を即行で辞めた人」のエピソードにはさまざまな職種・業種にかかわる人から回答が寄せられている。今回は食品工場を即行で辞めたエピソードを2つ紹介する。(文:林加奈)
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
「衛生管理、安全管理がめちゃくちゃ。罪悪感が大きいので辞めてよかった」
東京都の40代女性(その他/年収100万円)は、お節料理の工場に入社した。商品は有名なデパートにも納品しているというが
「衛生管理、安全管理がめちゃくちゃで非常に汚いおせち材料を折に入れる作業なのに、いたるところにゴキブリホイホイが置いてあり、誰も床も毎日清掃もすることもない。もう二度とおせちや外食はやめた。支払いも非常に悪い」
と、わずか1週間で退職した理由を綴っている。その上で、「こんな中で作られているおせちを人が食べていると思うと罪悪感が大きいので辞めてよかった。納品先も実態を知ったら取引しないと思う。差別ではなく外国人ばかりで元々衛生観念が異なる国や性格なのに教育も殆どない」と苦言を呈した。
「同じ業務内容で大手乳業社員は年収500万円以上、こちらは300万円が限度」
40代男性(東京都/建築・土木技術職/派遣社員/年収300万円)は、大手企業の工場で乳製品等の生産管理を請け負っていた。退職理由は「労働環境、人間関係」と前置きし、こう語っている。
「午前中のノルマを達成できなければ昼休憩なしの状態。それが1か月続いた。9時間近く休憩なしの勤務だった。シフト制だったので、当日欠勤は病気であろうと絶対NGと言われた。出社して早退しろと言われた」
「同じ業務内容で大手乳業社員は年収500万円以上、こちらは300万円が限度。大手乳業社員からいじめもあった。ストレスがたまるのでギャンブル依存症の人が多かった」
と振り返る。「合わない仕事、環境は体に本当に良くないと思った」といい、1か月で職場を去ったことに満足している様子がうかがえた。