キャリコネニュースは手取り20万円以下の読者に対し、仕事や生活感に関するアンケートを実施している。手取り20万円で年収およそ300万円の女性(30代前半/岐阜県/その他/正社員・職員/既婚)は、
「新卒で入社して11年目になります。基本給は毎年2000円の昇給で、会社の給料形態の見直しが数年おきにあり、その年は昇給がありませんでした。今年度は1000円でした……」
と嘆きの投稿を寄せた。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「転職も何度も考えましたが、むしろ今より減ってしまうと言われたことも」
女性は手取りのほか、賞与についても詳細に明かしてくれた。
「夜勤があるので、その回数によって毎月の給料が変動。賞与は基本給で計算。入社時(の賞与)は年間4.5か月だったのが、入社後見直され年間2.5か月。賞与は年2回なので、1回でもらえるのは1.25か月分。そこから税金や保険料が引かれ、結局手取りは月の給料と変わりありません。それでも毎月の給料だけでは生活がカツカツなので、ないよりはありがたいですが……」
入社時よりも大幅に賞与が下がってしまっては、がっかりするのも仕方がない。単純計算で年間約90万円だったものが50万円という減額ぶりだ。収入アップを望む女性は、
「転職も何度も考えましたが、職種柄どこも大して変わらず。説明会で聞くと、むしろ今より減ってしまうと言われたことも……年齢的にも子どもが欲しいのに、今の生活でいっぱいいっぱい……将来を考えることができない状態です」
とこぼす。
今後会社の業績がよくなれば、昇給や賞与の条件は改善されるかもしれない。女性が満足のいく待遇で働けるようになることを願うばかりだ。