「毒親」という言葉があるが、子どもにどんな言葉を発していると、そんな風に呼ばれてしまうのだろう。埼玉県の40代女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他)は、
「よくそんな言葉を我が子に言えたもんだな、と母の感覚に恐怖を覚えました」
と振り返る。(文:草茅葉菜)
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「ずいぶん大人になってから納得しました」
「私は45歳を超えた一人っ娘です。結婚もして子どももいます」と明かす女性。幼い頃、母親から事あるごとに「あんたにはスペアがないんだから」 と言われていたという。当時は「兄弟がいないのだから気をつけて」という意味なのだろうと前向きに捉えていた。しかし自分が親になってから、
「よくそんな言葉を我が子に言えたもんだな、と母の感覚に恐怖を覚えました」
「スペア?あたしはモノなのか?スペアがいれば私はどうでもいいんだな」
と母親の言葉を客観的に解釈し、憤りを覚えたようだ。女性は自身の母親を「いわゆる毒親の部類だと思っている」と語り、
「私は親の見栄を満たす道具だったんだなとずいぶん大人になってから納得しました。 だからモノに喩えられたんでしょうね」
と悲しげに綴った。