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映画「ザ・マミー」監督、酷評・興行失敗で人生良くなった

2022年05月01日 02:47  ナリナリドットコム

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アレックス・カーツマン(48歳)は、映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」(2017年)が「個人的にも仕事上でも、人生最大の失敗」だったと認めている。トム・クルーズが主演した同作は、カーツマンが脚本・監督を務め、ユニバーサルのダーク・ユニバース映画のスタートを切るはずだったが、批評家に酷評されて興行収入も伸び悩んだ。しかし、カーツマンはこの経験から多くを学んだという。

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ザ・プレイリストのポッドキャスト番組「Bingeworthy」でカーツマンはこう語っている。

「成功からは何も学ばず、失敗から全てを学ぶという考え方を僕は支持している」
「あれは恐らく個人的にも仕事上でも、僕の人生で最大の失敗だった。後悔していることは山ほどあるけど、言葉では言い表せないほど美しいものをたくさん得たよ」
「あの映画を作るまで、僕は監督になっていなかったんだ。あの映画が上手くいったのではなく、上手くいかなかったからこそなれたんだ」
「その経験なしでは、監督になることの意味について今わかっていることの多くを理解できなかっただろう。そして、多くの意味で容赦がなかったし、料理人が多すぎるとスープをダメにしてしまうといった状況で、そうした失敗をする機会があったことに感謝してるんだ。なぜなら、それは私をよりタフな人間に変え、よりクリアな映画製作者に変えてくれたから」

カーツマンは、この映画の悲惨な運命のおかげで、自分の「人生はより良くなった」として、こう続けている。

「いいかい、歴史上素晴らしいものを作ってきた人たちを見ていると、誰もが同じ話をしているんだ。それが失敗の末にできたということだ。だから今、僕は失敗を感謝しつつ振り返っているよ。そこに到達するのに時間がかかったけど、僕の人生はそのおかげでより良いものになっているよ」


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20220571733.html