キャリコネニュースでは手取り20万円以下の読者から、現在の収入と生活について投稿を募っている。手取り16万5000円、年収およそ300万円の女性(20代後半/京都府/その他/正社員・職員/既婚)は、
「保育士なので(手取りは)こんなもんかとも思うのですが、やはり周りの会社員をしてる友達とかと比べると全然違うのでビックリしてしまいます」
と切り出した。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「仕事は楽しいけれど持ち帰りの仕事も多いし、土曜日出勤もある」
女性は現在の賃金に対し、感じていることを率直に綴った。
「仕事は楽しいけれど持ち帰りの仕事も多いし、土曜日出勤もあるのでなんとも言えない気分です。2月から保育士など賃上げすると言っていたが、結局支給されていないし一生(賃金は)上がらないんだろうと思います」
「今は旦那と暮らしていて生活に困ることはないが、今後産休とか取っても私の手取りが少ないので、(産前産後・育児休業給付金の)支給額もほんの少しなのかなと思うと少し残念」
保育士に限ったことではないが、仕事の楽しさややりがいだけで生きていくことはできない。生活を考えれば、仕事に見合う賃金が欲しいと望むのは当たり前のことだ。女性は、
「旦那もそんなに給料が高いわけではないので、子どもができたりすると不安ももっと増えると思います」
と懸念を綴っていた。
保育士が減ると困る人は大勢いるだろう。働き盛りの子育て世帯のためにも、保育士の待遇改善がより一層求められる。