トップへ

王道パチスロ『ジャグラー』って、どのタイミングでやめればいいの?

2022年04月30日 06:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

パチスロをする人の、恐らく100人中100人は打ったことがある機種。それが『ジャグラー』シリーズである。

単純明快、筐体に設置された小さなランプが点灯すればボーナスが確定し、目押しも簡単でビギナーでも安心して楽しめる間口の広いマシン。それが『ジャグラー』だ。

歴史は古く、初代『ジャグラー』が登場したのは1996年。そこから今に至るまでにパチスロも大きな変遷を歩んできたが、基本的なゲーム性は変わらず「光ったら当たり」という唯一のルールを頑なに守り続け、現在もパチンコホールには欠かせない看板機種として君臨し続けている。

そんな本シリーズ、現在でもホールに、何種類か導入されているがいずれも基本的にいつ打ってもチャンスというか、どこから打ち始めても期待できる形となっている。そりゃあ設定が良かったり、順調に出玉が伸びている履歴の台を打つのがいいが、よくあるチャンスゾーンもなく、天井もない。好きなタイミングで打ち始めて、自分がやめたいと思ったときにやめればいい。そういう台なのだ。

ところがそんな『ジャグラー』のユーザー達は、意外とこの台のやめ時に苦悩してしまうのである。(文:松本ミゾレ)

打ったら最後、負けるまで打っちゃう人も多い

先日、5ちゃんねるに「【急募】ジャグラーのやめ時」というスレッドが立っていた。スレ主はこれが分からないようで、「嵌るまで打っちゃう」と書き込んでいる。

現行の『ジャグラー』というのは高設定ほどビッグボーナスとレギュラーボーナスの出現比率が1:1に近づき、合算が大体1/120あたりに落ち着くとされている。このぐらいの頻度で当たってくれると、もう本当に楽しいもので、まかり間違って設定6をツモろうものなら、バンバン告知ランプが光るので大変に気分がよくなる(勝てるとは言ってない)。

かと言って低設定が連チャンしないってわけでもなく、何故か設定も低いのに100G以内に何度もランプが点灯し、あっという間に下皿やドル箱が満タンになることも。設置台数が多いので必然とそういう体験を実際に味わっちゃう人も多いものだが、そのせいでいつやめればいいのかが分からなくなっているってユーザーもまた多い。

別にボーナスが終わったら即ヤメしてもいいんだけど、なんとなく「もうちょっと回してみようかな」って気になっちゃう機種なのだ。あと単純に、告知ランプが綺麗なので、「もう1回見たいな」という思いにも駆られちゃって。

僕もこれまで、何度も『ジャグラー』を打ってて「今ここでやめればプラスだな」ってタイミングで「いや、続行だ!」と決断して、結果的にオケラになったことがある。変な話、ただランプが光るまで黙々と回すだけの、死ぬほどシンプルな機種なのに、なんかこう、打つときは何時間も打ってしまうんだよなぁ。

僕の場合、はじめて打ったパチスロが4号機の『ジャグラーガール』だったので、余計に思い入れもある。

「100過ぎた直後よく光る気がするので108で止めてる。煩悩」

個人的な話、僕が『ジャグラー』を「そろそろやめようかな」って思うタイミングは、その時点でのボーナス合算と同じ回転数まで回した辺りってことが多い。たとえば合算1/130だったら、130回転まで様子見をして、それを過ぎたら交換して帰るといったような打ち方が多い。じゃなきゃ、キリがないしさ。

で、他の人たちはどうなのか。前述のスレッドに寄せられていた人たちの意見を引用させていただきたい。

「やめ時なんて無いんやで」
「1000枚出たら即やめ」
「100過ぎた直後よく光る気がするので108で止めてる。煩悩」
「ワイは128」

こんな具合である。まあ、人それぞれという感じかな。

そういえばこれを書いてて思い出した。以前、僕がパチスロ解析サイトでも書き仕事をしていたとき、設定の高い『ジャグラー』を朝から打つ取材をしたことがあった。このとき、初当たりまで15000円分のメダルを使ってしまい、仕事だから嫌々打つような展開に。

ところが昼過ぎぐらいから台がおかしくなったのかと思うレベルでガンガン当たるようになり、終わってみれば30000円分ぐらいのメダルが出てしまった。普段、自前で打っていたら絶対にすぐやめていたような散々な滑り出しだったが、結局じっくり打たないと出玉がついてこないこともあると身に沁みて分かった。低設定でも一瞬でメダルが増えることもあれば、逆もある。『ジャグラー』のやめ時なんて分からないのが当然なんだよね。