働いていると「会社を辞めたい」と思うこともあるものだ。キャリコネニュースには
「ミスをすると責任者が総出で謝罪に向かうような責任重大な業務も任されるのに、給料は最低賃金。自分がどんどん腐る前に転職しなくてはと思った」(20代男性/販売・サービス業)
など「会社を辞めて、転職しよう」と決意したエピソードが多数寄せられている。(文:コティマム)
※キャリコネニュースではアンケート「会社をやめようと思ったエピソード」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/EYERWBZ9
副社長はゴルフセットカバーをミンクで特注
すでに定年を迎えた60代男性は、ある会社での新人時代を振り返る。当時、男性は給料の低い会社で働いていた。
「前職で新人の時、上司と宿泊出張の際の居酒屋で『うちって給料安いですね』って言うと、彼は『じゃ、辞めるしかなんじゃなのいの』と」
男性はすぐに辞める準備をしたが、即退職はしなかった。
「次の会社の面接で『なぜすぐ辞めたのか』とか(聞かれたら)面倒くさそうだったので、とりあえず三年我慢してノウハウ覚えて無事転職完了」
その後は「年収が約2倍になり、そこで定年」を迎えたと明かした。ちなみに
「前の会社は無くなった。前職の副社長は贅沢三昧。『ゴルフセットのカバーをミンクで特注した』と吹聴してた。その時の社員のボーナス1.5か月分」
と男性は付け加えた。従業員には安月給で経営陣が贅沢となれば、人材は流出してしまう。男性は適切な判断で前職を見切り、年収を上げることに成功した。