会社員は勤続年数とともに基本給が上がっていくイメージがあるが、そうとも限らないようだ。キャリコネニュース読者で30代後半の女性(岐阜県/既婚/子ども3人/年収およそ200万円)は、
「手取り11万3000円。入社して15年、準社員(契約社員)なのに時給880円。大手ディーラーなのに正社員にもなれずフルタイムで働いてこの給料」
と不満を吐露する。ちなみに「スタートは830円」というから、15年勤めて上がった時給はわずか50円だ。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「年齢的に、仕方なくずっと働いている」
現状の手取りが少なくても、将来的に昇格や収入アップが見込めるのなら希望はある。しかし女性は「子どものお迎えがあるので残業もあまりできず、どんどん手取りは下がっていく一方」と子育て中の働き方の厳しさを嘆く。正社員に対する複雑な思いも募っているようで
「入社したタイミングでは、正社員の事務員の人もいるのに仕事量はこちらのほうが断然ハード。なのにずっと準社員。最近もまた正社員の受付嬢が来た」
と愚痴もこぼした。
できることなら正社員になって収入を安定させたいし、それが無理なら負担を軽くしてほしいというのが女性の本音ではないだろうか。会社を見限って転職を考えてもいいかもしれないが、
「年齢的に次の仕事を見つけるのが困難だと思い、仕方なくずっと働いている」
と諦めを綴っていた。