4月21日から24日かけて、WRC世界ラリー選手権第3戦クロアチアが同国の首都ザグレブを中心に開催された。このラウンドにTOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦した日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、降雨の影響で非常にトリッキーなコンディションとなったターマック(舗装路)ステージに苦戦しながらも、総合6位入賞を果たした。
また、勝田自身も序盤はクルマになかなか自信を持つことができず、我慢の走りが続く。それでも勝田は大きなミスをすることなく着実に順位を上げていき、最終的に総合6位でラリーを完走。シーズン開幕からの3戦連続入賞によりドライバーズランキング6位を堅守。所属チームであるTOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションにも、3戦連続でマニュファクチャラーズポイントをもたらした。
「今回のラリーは、どのドライバーにとっても非常に難しいコンディションだった」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムのインストラクターを務めるユホ・ハンニネン。