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家具ブランド「KOYORI」がデビュー、ガムフラテージとロナン&エルワン・ブルレック兄弟が手掛けたプロダクト発表へ

2022年04月25日 15:32  Fashionsnap.com

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日本の企業と国際的なデザイナーがタッグを組み、家具やインテリアアクセサリーを展開するブランド「KOYORI」が、2022年6月のミラノデザインウィークで開催されるミラノ・トリエンナーレでデビューする。

 KOYORIは、日本全国のものづくりに優れた企業とそのものづくりを世界に伝えることができる企業がアライアンスを組み、国際的なデザイナーと協働することでボーダーレスなデザインの家具やインテリアアクセサリーを提供するブランド。ブランド名は日本語の「紙縒(こより)」から着想。企業同士やデザイナーを結びつけるというブランドの姿勢を表現しているという。
 デビュープロダクトとして、パリを拠点に活動するデザインユニット「ロナン&エルワン・ブルレック兄弟」と、コペンハーゲンを拠点に活躍するデザインユニット「ガムフラテージ(GamFratesi)」がデザインを手掛けた5型のチェアを発表。成形合板を素材に使用し、背と肘と座の3次元的な局面が特徴の「Kawara アームチェア」をはじめ、背板と肘に5軸NC切削加工を用いた「Musubi アームチェア」や、小ぶりなシルエットながら高めに設定された背もたれと、背と座に施されたカーブが特徴的な「Shuku チェア」、両肘から背もたれの部分を1つの曲目で製作している「Mianアームチェア」、枝の上に葉が乗ったようなデザインの「Edaha チェア」をラインナップする。

 ガムフラテージは「KOYORIは日本のストーリを伝えるブランドです。商品それぞれが物語の『章』でひとつひとつ違うストーリーを伝えていきます。KOYORIのアイテムのクラフトマンシップから醸し出される尊厳や情熱、そして品質を感じてくれたら嬉しいです」とコメント。ロナン ブルレックも「我々が目指したのは各メーカーの技術を充分に活かした集合知プロジェクトです。木の匠である職人のエッセンスをデザインに取り入れる試みをしました」と述べている。
 また、ローンチ前にも関わらず、ブランドコンセプトなどが評価され、イギリスのライフスタイルマガジン「Monocle」で「Best New Brand Award 」を受賞。KOYORIのエグゼクティブディレクター神田宗俊氏が自身のTwitter上で報告した。


■KOYORI:公式サイト