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甲冑の展覧会が金沢21世紀美術館で開催、スタイリスト三田真一がスニーカーで制作した作品も

2022年04月25日 10:51  Fashionsnap.com

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金沢21世紀美術館
全国の所蔵館から集めた戦国時代以降の甲冑を展示する展覧会「甲冑の解剖術ー意匠とエンジニアリングの美学」が金沢21世紀美術館で開催される。期間は5月3日から7月10日まで。甲冑をデジタル解析し、360度の視点から鑑賞できるよう展示するほか、スタイリスト三田真一がスニーカーの素材を用いて制作した近未来的な甲冑シリーズを出展する。

 同展は、石川県立歴史博物館や大阪城天守閣、井伊美術館など全国の歴史博物館および美術館との大型コラボレーションにより実現。安土桃山から江戸初期にかけて作られた、意匠やスタイルの異なる甲冑を展示する。主な展示作品は井伊美術館の「金本伊予札日輪紋丸胴具足」や石川県立歴史博物館に所蔵される「紅糸威仁王胴具足」など。現代アーティストがデザインした展示空間で甲冑の造形を細部まで360度の視点から鑑賞することができる。
 また、スタイリスト三田真一が制作したスニーカーを組み上げて製作した未来的な甲冑シリーズ「連続の断片」や「ハトラ(HATRA)」とフットウェアブランド「マガリモノ(MAGARIMONO)」がコラボし、甲冑の意匠や紋様に着想を得た3Dプリントスニーカー「AURA」を展示。常にデザインや機能が更新されていくスニーカーに着目し、甲冑との比較を通じて現代に通じる甲冑の美学を紐解く。5月3日には三田真一、ハトラ、マガリモノの三者が甲冑や自身の作品について語るトークセッションが開催される。

■甲冑の解剖術ー意匠とエンジニアリングの美学期間:2022年5月3日(火)~7月10日(日)場所:金沢21世紀美術館 展示室6、14観覧料:一般 750円/大学生 520円/小学生・中学生・高校生 260円/65歳以上 600円金沢21世紀美術館公式サイト ■三田真一 × HATRA × MAGARIMONO トークセッション日時:2022年5月3日(火)16:00~18:00場所:金沢21世紀美術館 シアター21