企業でよく行われる研修の一つに、実際の仕事をしながら教育を受けるOJT(「On the Job Training」の略)がある。キャリコネニュースで「信じられない社員研修エピソード」を募集したところ、このOJTが「酷かった」と訴える声が寄せられた。(文:永本かおり)
※キャリコネニュースでは「信じられない社員研修エピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/EYYJ95IT
「威圧的で馬鹿にするような態度が酷かった」
神奈川県の40代女性(事務・管理/年収300万円)は、「マルチコールセンター」に派遣社員として入社した。そこで研修を受けることになったが、
「マニュアルに記載してある研修日程と実際とでは、全然違う」
「いきなり始まったOJT」
といったように、戸惑う瞬間が多々あったようだ。OJTではよくあることだが、教育担当は「管理者ではなく先輩オペレーター」だったという。女性はこの先輩が
「威圧的で馬鹿にするような態度が酷かった」
と振り返り、憤りをあらわにしていた。
「飲み会マナーに関する研修があった」
一方で、受けて良かった、という研修エピソードも。営業職として働く20代後半の男性(北海道/年収800万円)は、
「上座下座、ビールの注ぎ方(ラベルを上に向けて両手で)、一杯目は時間短縮のため必ずビール、次の日の御礼」
といった、飲み会マナーに関する研修を受けたという。
「当時は意義が分からなかったが、今となっては面倒に巻き込まれないための良い研修だった」
とポジティブに振り返っていた。