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河原で拾った石をアクセサリーに 「ヒダカ」が石にフォーカスした新作アイテムを発表

2022年04月24日 15:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「STONE FLOWER VASE」

Image by: ヒダカ
デザイナーの日高俊が手掛ける「ヒダカ(HIDAKA)」が、2022年春夏コレクションにおいて、石にフォーカスしたアクセサリーやインテリアアイテムを発表した。6月頃から一部取扱店舗での販売を予定している。

 日高は、ここのがっこう在学中につげ義春の漫画「無能の人」から影響を受けて、石をデザインに落とし込んだ服の製作を試みたものの、技術的な問題から断念した経験があったという。今回のコレクションでは、植物を育て始めたことや、コロナ禍による生活スタイルの変化によって関心が高まったという「自然」の要素を取り入れたアイテムを展開。新作アイテムの制作にあたり、石を使ったアイテムにも再挑戦した。
 新作アイテムは、デザイナー自身が河原で拾った石をチャームに用いたネックレスやキーリング、キーチェーンをはじめ、染色を施さず自然由来のハラコ素材を使用したカードケースやウォレットなどを揃える。

 このほか、陶芸作家の一ノ谷とコラボレーションし、陶器で製作した積み石型のオブジェクト「STONE FLOWER VASE」を展開する。珪砂粒を多く含む御影土と、シャモットとセルベンで構成される黒粘土を混ぜ合わせることで、川石を彷彿とさせるマーブル模様を表現。2度の焼成後に研磨を繰り返すことで石のリアルな質感に近い表面の凹凸を再現した。着想源は日高の出生地である宮崎県の天岩戸神社にある積み石だという。一輪挿しのほか、ペン立てやお香立てとして使用することができる。


■ヒダカ:公式オンラインサイト