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ヘンリー王子、米番組のインタビューが英国で波紋呼ぶ 「傲慢だ」「王室を鼻であしらっている」

2022年04月23日 07:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ヘンリー王子の発言に非難の声続出(画像は『Invictus Games Foundation 2022年4月16日付Instagram「Hello everybody and welcome to The Hague…. finally!」』のスクリーンショット)
ヘンリー王子が米番組のインタビューに応じ、英国でエリザベス女王と極秘面会したことについて語った。王子は「女王は守られなければいけない」と話したことから、英国の王室専門家などから激しい批判を浴びることとなった。

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ヘンリー王子は現在、自身がパトロンを務める国際スポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」に出席するためメーガン妃とともにオランダの首都ハーグに滞在中だ。夫妻はハーグ到着前に英国に極秘で立ち寄り、エリザベス女王やチャールズ皇太子とお忍びで面会していた。

大会開幕後には、ヘンリー王子が米NBCの朝の番組『Today』のインタビューに応じた。現地時間20日に番組のトレイラーが公開され、女王が96歳の誕生日を迎えた21日にインタビューが放送されると、英国で大きな波紋を呼んだ。

王子はインタビュアーのホダ・コットビーに対し、女王との極秘面会について「僕はただ彼女が守られていて、適切な人達に囲まれているかを確認しているだけです」と話したのである。

すでに王室を離脱して米カリフォルニア州に移住した王子の発言に対し、英タブロイド各紙は次のような見出しを付けて痛烈に批判した。

『The Sun』は「傲慢なヘンリー」と題して、王室伝記作家ペニー・ジュナー氏の意見を伝えた。

「彼は危険人物だ。10代や若い頃には何をしでかすか分からなかった。彼は悪魔に魂を売ったようなものだ。どのネットワークも王室に関するゴシップに飢えており、本物に近いほど良いのだから。」

『Daily Mail Online』は「妄想的なヘンリー。ウィリアムとチャールズへの下劣な侮辱」として、王室伝記作家でヘンリー王子の公式伝記本『Harry: Conversations with the Prince』著者アンジェラ・レヴィン氏のツイートを引用した。

「ヘンリーがアメリカのテレビ番組で女王が守られているかを確認した―と発言したのは、チャールズ皇太子とウィリアム王子に対する下劣な侮辱だ。彼はジュビリーの祝典で、バルコニーに立つ資格がないことをさらに強調した。」


また豪番組『Morning Show』のジャーナリスト、ピーター・フォード氏が「フィリップ王配の追悼式に出席せず、王配が死の床にあった時、オプラと話していた。妄想的だ!」とツイートしたことも伝えた。

『Express.co.uk』は「ヘンリー王子、王室を鼻であしらう。父と兄に会いたかったのかは明言せず」と題した。

王子は今回のインタビューで「お兄さんや父親が恋しい?」と聞かれたが、「今の僕は、大会の競技者と彼らの家族のことを考えている。これが焦点だ。家に戻ったら、とても恋しい家族に集中するんだ」と答え、英国の家族には言及しなかった。

画像は『Invictus Games Foundation 2022年4月16日付Instagram「Hello everybody and welcome to The Hague…. finally!」』『TODAY 2022年4月20日付Twitter「Prince Harry on his recent visit with the queen:」「WATCH LIVE only on TODAY:」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)