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JR東日本「高輪ゲートウェイシティ」が開業 隈研吾が外装デザイン

2022年04月22日 18:02  Fashionsnap.com

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隈研吾が外装デザインを手掛ける文化創造棟

Image by: JR東日本
JR東日本が、品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)として推進している「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりの開発計画を発表した。複合棟Ⅰ、複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟の4つの棟で構成し、複合棟Ⅰおよび高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを2024年度末、その他の棟および各棟周辺エリアを2025年度中に開業する。

 高輪ゲートウェイシティでは「Global Gateway」を開発コンセプトに掲げ、東京国際空港へのアクセスが良好な立地を活かして、地域の歴史を継承しつつ世界に新たなイノベーションを発信する場を目指す。街全体を「100年先の心豊かなくらしのための実験場」と位置づけ、SDGsをはじめとした社会課題解決に向けた取り組みを実施。環境認証プログラム「LEED」では、NorthとSouthのツインタワーからなる複合棟ⅠがLEED BD+C CSのゴールド予備認証、泉岳寺駅に隣接する複合棟Ⅱが同部門のシルバー予備認証を取得している。
 文化創造棟の外装デザインは隈研吾が担当し、緑と木で形成したスパイラルによって建物全体で日本の四季を表現。約1200席のライブホールや展示室、オルタナティブスペース、畳空間、足湯と水盤のある屋上庭園などを用意する。また、同棟におけるプログラムを企画・運営するための組織として、今年4月1日に一般財団法人 JR 東日本文化創造財団を設立した。
 このほか、パートナーとしてG7サミットに代表される国際会議や医学会などのコンベンションの企画・運営を手掛けるコングレ、学校法人 東京インターナショナルスクール、マリオット・インターナショナルと連携。マリオット・インターナショナルは、複合棟Ⅰ(South)の22~30階に首都圏初となるホテルブランド「JW マリオット」をオープンする。約200の客室を備え、全9フロアで構成。オールデイダイニングやスペシャルティレストラン、バーに加えて、スイミングプール、フィットネスセンター、スパなどを備える。


■「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」概要建物(仮称):複合棟Ⅰ(North・South)、複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟開業時期:2024年度末(複合棟Ⅰおよび高輪ゲートウェイ駅周辺エリア)、2025年度中(複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟および各棟周辺エリア)公式サイト