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ジョニー・デップ、法廷で指先を切断した時の生々しい事実を告白

2022年04月22日 11:41  Techinsight Japan

Techinsight Japan

2日続けて法廷で証言台に立ったジョニー・デップ
ジョニー・デップが、元妻アンバー・ハードに対する名誉棄損裁判に2日間続けて出廷した。ジョニーは2日目も証言台に立ち、かつてアンバーからウォッカの瓶を投げられた際に指先を切断したという生々しい様子について語った。

ジョニー・デップは元妻アンバー・ハードに対し、5000万ドル(約64億円)の損害訴訟を求める名誉棄損裁判を起こしている。2018年に米紙『Washington Post』が掲載したアンバーの寄稿文で、自身がDVの被害者だと綴った内容をめぐるものだ。文面では名前は出していないが、ジョニーが加害者であることを示唆していた。

民事裁判は現地時間11日に米バージニア州フェアファックスで開始され、19日にはジョニーが証言台に立ち「女性を殴ったことはない」とDV疑惑を完全に否定した。

ジョニーは翌20日も出廷し、2015年3月に映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の撮影でオーストラリア滞在中、指の一部を損傷したことについて証言した。

当時アンバーは飲酒し始めたジョニーに激怒し、ウォッカの瓶を投げつけたという。ジョニーはその時に指先を切断したと主張している。

証言台でジョニーは「正直、最初は痛みをまったく感じなかった。熱さと手の平に何かが垂れ落ちるのを感じただけだった」と述べ、怪我をした時の状況を振り返った。

「ふと見ると指の先が切断され、骨が突き出ているのに気付いた。指の内部にある肉の部分を直視していて、指からは血が噴き出していた。」

そして切断された指先を見た時の精神状態について「神経衰弱がどんな感じが知らないが、多分これまでで最もそれに一番近い状態だったと思う。何もかもが意味不明だった」と説明した。

その後ジョニーはバスルームに避難し、主治医を呼んで病院で指を縫合してもらったそうだ。しかし医師には「大きな アコーディオンドアに指を引っかけた」と嘘をついたという。

ジョニーはその理由について「ハード氏がウォッカの瓶を投げ、私の指を切断したことを公にしたくはなかった。彼女をトラブルに巻き込みたくなかった」と述べている。

英メディア『Metro』によると、法廷では怪我をしたジョニーの指先や、縫合後に包帯を巻かれた生々しい画像が映し出されたという。

ジョニーは2020年に英紙『The Sun』に対する名誉棄損裁判で敗訴しているが、当時裁判官はウォッカの瓶を投げつけてジョニーの指先を切断した責任がアンバーにあることを認めなかった。

なお今回の裁判は合計で7週間にわたり続く予定で、今後はアンバーが証拠を提出することになる。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)