新入社員は会社の未来を担う存在だが、新人にしてみれば先が暗そうな会社で働き続けたくはないだろう。キャリコネニュースのアンケートに「私は今年新入社員として入った者です」と声を寄せた静岡県の20代女性(年収250万円)は
「主に入って研修もないまま現場入りさせられています。研修マニュアルはYouTubeにアップされていますが、何年も前のものになります。そのため、私の前に3名ほど辞めています」
と回答。女性自身も今にも辞めそうな勢いだ。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「新入社員が定着しない職場」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/QP2L8EDA
「自分たちの非常識を常識として押しつけ、ダメだダメだと言うだけ」
他方、中途採用について語ったのは茨城県の50代男性(営業/年収500万円)だ。自身も中途入社なのか「前任者は入社3週間で辞めた。過去たくさんの中途入社社員を採用するもすぐやめていってしまう」と明かす。問題は、既存社員の受け入れ態勢にあるようだ。
「今いる社員たちが、受け入れて一緒にやっていこうという意識も雰囲気もない。自分たちの非常識を常識として押しつけ、ダメだダメだと言うだけで、指導も改善策の提示も無し」
人手不足だからと採用するだけでは、人材の定着は難しい。男性は
「変化・変革を恐れ、新しいものを排除する雰囲気と文化。売り上げもどんどん右下がっているのに、変わらなきゃと考えることができない。だから、会社としての先行きが暗い」
と会社の前途を悲観していた。