トップへ

映画監督・上村奈帆原作の青春部活物語「ザッケン!」、実写のショートムービーも

2022年04月19日 00:04  コミックナタリー

コミックナタリー

「ザッケン!」1巻
上村奈帆原作によるプクプク「ザッケン!」1巻が、本日4月19日に発売された。

【大きな画像をもっと見る】

マンガワンと裏サンデーで連載中の「ザッケン!」は、実在する都立日比谷高校雑草研究部をモデルとした物語。熱中できることが見つからない“青春不適合者”の高校1年生・ゆかりは、雑草マニアの同級生・みみと出会ったことで、雑草の世界へと足を踏み入れる。単行本の帯には映画「ちはやふる」「線は、僕を描く」の小泉徳宏監督による推薦コメントが寄せられた。

原作者の上村はJO1主演の配信ドラマ「ショート・プログラム」で「スプリングコール」「近況」の演出を担当した映画監督・脚本家。そんな上村が「ザッケン!」単行本の発売に合わせ、自らショートムービーの制作を行った。ゆかり役は伊礼姫奈、みみ役は清田みくりが担当。楽曲はRijuによる書き下ろし楽曲「Haribote My Soul」が使用された。動画のショートver.は上村のTwitterアカウント(@nappo74)、フルver.は上村のTwitterおよびマンガワン公式YouTubeチャンネルで公開されている。

■ 上村奈帆(原作者 / ショートムービー監督)コメント
「ザッケン!」の書籍化、ありがとうございます。
この漫画を通して、通勤や通学、お買い物など日々の“道草”がちょっとハッピーになればうれしいです。
そして何より、ささやかな毎日にたくさんの彩りがあることを、「ザッケン!」の登場人物たちと一緒にお楽しみいただけましたら幸いです。
そんな想いを詰め込んだPR動画、書籍と合わせてぜひご覧ください。

■ 伊礼姫奈(ゆかり役)コメント
監督とコミュニケーションや、みみ役の清田さんとのお芝居。そして雑草に触れ合って行く中で、自然と「ザッケン」の世界観が造られていくのを感じました。
実際に撮影した現場は上村監督の母校で、最後に登場した天ぷらはなんと、上村監督のお母さんが作って持って来てくれたものでした!
そんな人の温かさを感じる撮影でした。

■ 清田みくり(みみ役)コメント
制服を着て、髪を切って、セットしてもらった時。学校の裏庭で、お日様の下に輝く雑草たちに出会った時。私の心は息吹きました。
そのときめきが、不安をすっ飛ばしてくれました。「ザッケン!」の世界に居られたこと、とても幸せです!

■ Rijuコメント
いつも咲き誇るキレイな花にばかりに目を奪われていたけれど
すぐ側で力強くそして美しく根を張る雑草の存在に
そっと自分の想いを重ねながら書き下ろしました。
私も昨年までは高校生。まだまだ「ザッケン!」みたいな青春をしたいと思っています。
そしてライヴでも欠かせない楽曲になってきました。
ありがとうございました。

■ 小泉徳宏監督コメント
今までずっと嘘ついててごめんなさい。青春映画とか得意げに作るくせに、ぶっちゃけ僕自身は大した青春を過ごしてません。これは僕みたいな人のための、小さな、ほんとに小さな世界の物語。「この世に生まれたからには、キラキラした青春を過ごさなければならない」そんな謎すぎる呪いから解き放たれたい、すべての青春不適合者に届け。

■ 編集者コメント
雑草研究部、実際に存在します。彼らの活動を取材で見学させていただいている間、とてもワクワクしました!足下に広がる植物たちの世界を研究する高校生たちを丁寧に物語に紡いでいるのは、「蒼のざらざら」、「書くが、まま」の映画監督・上村奈帆氏。その原作を、植物の細部にまでこだわって作画しているのが、アーティストとしても活動盛んなプクプク氏です。また、自然農の実践家でもある中尾佳貴氏に植物監修をしていただいています。読み終わった後、外に出て雑草を観察したくなる。心を動かす作品です。